第2667日目 〈初めての読書会参加はいつになる?〉 [日々の思い・独り言]

 読書会へ参加したいのです。これまで機会があったにもかかわらず、どうも腰の重さと消極さが災いして、最後の一線を越えるこことができないでいる。
 昨春、読書した本について話す相手をなくし、それからというもの周囲に読書を趣味とする人に絶えて会わず、空しくてたまらない。読書会ってものに参加してみようかなぁ、と電脳空間をうろついては「これ」と思える催しをブックマークして、後程吟味を加えるのだけれど、けっきょくは参加を断念してしまうことばっかりで。参加申しこみ後に、仕事の関係でキャンセルを余儀なくされたことも、そういえばあったな。
 最近も「ああ、この読書会に参加してみたいなぁ」と思うことは偶にあるが、けっきょくはあれこれ理由を付けて諦めるんだろう、と考えると、もういけない、本当にその通りになってしまう。
 駄目だねぇ。
 誰だってそうなのだろうけれど、参加を検討する読書会はたいがい自分の好きな小説、既読の小説を対象としていることが多い。或いは「機会あれば読んでみたいと思うていたが、この読書会参加をきっかけに読んでみよう」と思い立たせてくれる小説が課題図書になっている読書会だ。
 ここ数ヶ月で何度も参加を考えて見送った読書会は、むしろこの「或いは」のケースに多く該当する。先程お話しした、申しこみ後にキャンセルしてしまった読書会、その課題図書はプレヴォー『マノン・レスコー』だったのだけれど、これなどマスネの歌劇《マノン》、プッチーニの《マノン・レスコー》を観たり聴いたりしているが、原作は読んだことがなかったから、この機会に──、と発起して参加申しこみをしたのである。これももうお話ししたことだけれど、けっきょくその日の休みを返上せざるをえず、初めての読書会は斯くしてわたくしの予定から流れて消えた。
 でも不思議なことに、参加したい、と思う読書会って殆どが名古屋、京都で開催されるものなのだなぁ。まぁ、ついでに観光してこようと思うているから、そのあたりは一石二鳥でよいのだけれど。これは地方にオペラを観に行ったり、オーケストラや室内楽の演奏会へ行く場合も同じなのだけれどね。だって日頃都会に魂搦め捕られて仕事をしているんだもの、せめてこれぐらいの贅沢は許されるよね? というわけである。
 本稿投稿後、東京にて行われる幻想文学系の読書会と、東海地方で開催されるSFの読書会への参加、その最終判断を行います。参加して会場で多くの人たちに刺激をもらって帰宅したらば、その日のレポートめいた文章が本ブログでお披露目されるはずであります。お披露目されなかったら? それは即ち、不参加を意味します。呵々。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。