第2687日目 〈同人誌のお誘い。〉 [日々の思い・独り言]

 水面下で粛々と、聖書各書物の〈前夜〉を書き直しを始めました。
 対象になる書物はなにか、どの程度まで修正の筆を入れるのか。既にプランはできている……のだが、これまではいったん離れた聖書の世界へ戻るのに相当な意思が必要で、それについて書くこと偶さかありと雖もあくまで「その気になったとき」の結果に過ぎず、かつてのプランが完成するにはだいぶ時間がかかりそうだ、と嗟嘆していたところに、1つの朗報が舞いこんだ(否、義務が生じた、というべきか)。
 手短にいえば知人から、「来年の冬コミで〈前夜〉をまとめた本、1冊出そうや!」と誘われたのだ。同人誌なんてもう15年以上作っていないし、関わることもやめた現在、これまで書き散らしてきた文章をまとめた本の刊行を提案され──しかも、よりによって聖書の!──、そうしてまさか来年の冬コミ(来年ですよ。ここ、とっても重要)への参加を誘われるなんてねぇ。夢想だにしなかったよ。
 倩顧みるに、どうしてかれが熱心に、アルコールの力も借りずに刊行を口説いてきたのか、小首を傾げても答えが出ない。そもかれに、聖書各書物の〈前夜〉書き直しをしていることなんて、話した記憶がないのだけれどな……。本ブログにてその旨書いたことは、たしかにある。覚えている。が、だからというてかれがそれを気に掛け、今日になってとつぜん提案してくるなんてことはないように思うのだが。
 さて、──以上のような次第で、自分名義としては15年以上の空白期を経てわたくしは、1冊の同人誌を発行することになった。途中でどのように計画が化け、或いは泡沫と化すか、辿り着くところは不明だが、これで目標が生まれた。うれしいことだ。
 加筆修正、新稿執筆いずれであれ、冬に刊行するならすくなくとも、秋口には全編を脱稿しておかなくては。時間はあるようで、じつはない。腰が重い上に、持久力が皆無ゆえ、目標が設定されても挫折と放棄の危険は常にある。まずは今年中に律法と歴史書、詩文の〈前夜〉は入稿可能なレヴェルに仕立てておきたいものだ。
 でも、発行を提案してくれたのはうれしく、感謝もしているが、果たして友よ、斯様な書物がいったいどれだけ売れると思うておるか。いったい誰が、買うてくれると想定しているのか。
 次に会うたときはそのあたり、も少し詳しく聞かせてもらいたい。そうね、君がニュージーランドから帰国した、その翌々日あたりに、いつもの酒場のカウンターの片隅に陣取って、悪い相談でもするかのようにコソコソと、人目を避けて、この話を煮詰める一方、頒布について君の考えを聞かせてほしい。いいよね?◆

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