第2793日目 〈「本日、休載」という台詞は、そろそろ聞き飽きているだろうか?〉 [日々の思い・独り言]

 これまで何度となく、事情はさておき「本日のブログはお休みです」てふ旨の文章を残してきました。「“明日”ならまだしも、“本日”と謳っておいて中身が通常と同じようにあるのは、なかなか詐欺師じみたことを行っているな」と反省頻りな年末であります。むろん、読者諸兄は「反省頻り」という言葉も信じては、いけない。
 新聞や雑誌で時折見掛ける休載のお断りは大概、1行で済み、文字数も精々が20字ぐらいか。が、本ブログに於いて「お休みしまーす!」というときは9割近い確率で、分量も内容もいつもと同じなのはたぶん、当初こそ「お休みのお知らせ」なつもりでいたのにスイッチが入ってしまい、由なしこと様々あれこれ書き綴っていたら普段と変わらぬものを書いていた、冒頭のお休み宣言はそのまま残すのは一種のジョークと思うてほしい、そんな気持ちの表れでありましょうか。
 ──結果として今日もまた、詐欺めいた台詞で始まり、くだらぬことを書き留める。──
 さて、年末である。回顧するにも抱負を述べるにも、ぴったりな時期の到来である。おせち料理の申込みをしているご家庭には、業者から配送予定のハガキが届き始める時分である。
 今宵行うは回顧に非ず、抱負を述ぶ。鬼も嗤うを控えるだろう。嗤いたくて口許がゆるむを隠せぬ鬼は、どうぞ引っこんでおれ。
 来年は年明け早々、青色申告会に参上して確定申告の準備を進めなければならない。次回が5回目になるのかな、事務所訪問は。建てた年は通常年よりも様々な方面で収支が発生するから、仕方ないのですよ。とはいえ、お陰様で殆どの勘定科目の数字はほぼ確定しており、検めるべきは保険料その他幾つかの科目ぐらいかしらん。今年のうちに作業が概ね終わるであろうということは、来年の確定申告時期に大騒ぎする必要はなくなる、ということに他ならない。いまの大変さが以後の楽を生むのだ。
 現実的なところで目下最大の課題は上の確定申告、そうして改葬だけれど、そろそろ既存の人間関係を整理する必要も切に感じている。これね、或る年代以上の人、或る年数社会人をやっている人は、ぜったいにやった方がいいです。経験から斯く断言させていただく。
 実はわたくし、来年は荷風の「来訪者」みたいな小説を書こうと思うているが、その材料はこの数年で経験した裏切りや不信を基にしているので、もしかすると読まれた方みなみな気分を害する類の作品になるやもしれぬ。が、わたくしは書かなくてはならない。これは告発なのだ。
 そうそう、聖書各書物の〈前夜〉も進めないとイカンですね。10月に「列王記」の第一稿を書いてからというもの、まるで手を着けていない。ここで一つの区切りになっていますから、気が抜けたかな。粗雑であっても該当書物の〈前夜〉はすべて、第一稿をあげておかないと。
 また、来年は本ブログが第3000日を迎える年であります。よんどころない事情が出来しない限り、毎日更新を途切れさせることなく続けて、その日を迎えたいものであります。その日までに「マカバイ記 一」と「エズラ記(ラテン語)」はお披露目できるかなぁ……。
 読書については、決めてあることはただ一つ。おなじみ、現時点で未読な太宰治とドストエフスキーの各巻を読了することだけ。他には、ない。合間合間で気が向いたように、都度読むべき或いは読みたい本を読んでゆくのも、またおなじみなお話。
 来年のこと、ねぇ。大上段に振りかぶってはみたものの、あまり思いつくことがないですね。侘しいものです。ただ、大過なく、家族が事件や事故に巻きこまれることなく、火事や盗難に遭うことなく、事件や事故に遭うことなく、病気という病気に罹ることなく、ぶじに、健やかに、過ごすことができれば、それだけでじゅうぶんなのであります。◆

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