第2837日目 〈ゆき?〉 [日々の思い・独り言]

 関東地方降雪の予報、首都圏交通網の混乱回避のため利用者に注意喚起、みくらさんさんか当日朝惰眠を貪る予定とて布団にくるまることを非難せよてふ喚起あり。
 戯れ言であります。
 昨日は午後から、豊洲と初台に所用あって出掛けておりました。20時頃、甲州街道の歩道をてくてくと、初台駅へ向かっていたのですが、空を見あげればたしかに雪が降ってもおかしくない鉛色の空模様で、雨礫が細かく降りしきっている。にもかかわらず、どうしたわけか大気はあたたかく感じた──暖冬を誠と感じさせるにじゅうぶんな、あたたかさ。
 本当に雪、降るのかな。そう独り言ちつつ駅に着き、東京オペラシティの公演カレンダーを睨みつけるのも飽きたあと、スマホの天気アプリを起動。……北関東は関東平野のど真ん中ではそこそこの勢いで、雪が降り始めた由。あらら、そうなんだ。
 早くも電車に遅れが生じている、と、インターネットのニュース速報は伝える。が、北へ線路を延ばすJRのターミナル駅、或いは日光と赤城への動脈となる私鉄の起点駅のどこにも、「雪が降っているので電車遅れてま〜す! ごめんね〜!!」なんてお知らせは、ない。それは本当に雪なのか、舞台でおなじみ紙吹雪なのでは、と疑いたくなりますが、うぅん、やっぱり雪なんだろうなぁ。
 北海道や関ヶ原周辺地域にお住まいの方々から見て、降雪により交通網混乱、遅延や運休が生じるってどう映っているのだろう。致し方ないのか、脆弱すぎるのか。
 昨今は各鉄道会社もさすがに学んだらしく、あらかじめの計画運休や事前の注意喚起に勤しむようになりました。ちょっと前までの出たとこ勝負的な態度がなくなったのは、利用者として素直に喜ぶべきところであります。
 まぁ、1つの路線に支障あらば並行する他路線また私鉄地下鉄にメガトン級の皺寄せが来るのは、「いやぁ。またですか。どうにかならんものかしらね」と、両肩すくめて首を小さく左右に振り振り、溜め息まじりに、やれやれ、と呟きたくなるのですが、首都圏に住まう限り、首都圏で通勤している限り、避けては通れぬ難儀でありますな。
 大阪に住んでいた知己の話だが、あちらは朝夕のラッシュと雖も首都圏とは雲泥の差であるらしい。そういえば以前、京都に旅行した際、たまたま夕方の帰宅ラッシュに出喰わした。場所が場所ゆえ旅行者の姿もそこにはあるのだが、隣り合わせた京都人カップルの話に曰く;今日はなんだかいつもより混んどるな。そうやな、そういえばこの前東京の支社に行ったとき、夕方の電車に乗ったんやけど、これの何倍も人多くって身動き取れんかったで。ええ、マジで? いややわぁ、東京にはうち住めへんわぁ。──鮮明に記憶している会話であった。当日の京都の電車のなかはそういえば、たしかにこちらの感覚では空いている方やったわ。いやはやなんとも。
 最後に、と或る駅の構内放送で流れた、明朝、電車を使う人たちへのメッセージ。曰く、「明日の通勤時間帯は計画運休等により、電車が動いていない場合もあります。そのような事態に備えて、電車以外の移動方法を、今夜ご帰宅されたあと、お調べしておくことをお勧めいたします。明日の朝は駅員が混雑や電車遅延・運休に伴うお客様対応で大わらわになり、そのようなお問い合わせをされても対応できない場合がございます。何卒皆さまのご協力をお願いいたします」と。
 ……過去になにかあったのか、都営○○線。◆

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