第2938日目 〈池上彰+佐藤優『知的再武装 60のヒント』を読了しました。感想はこれから!〉 [日々の思い・独り言]

 対談本は読むのに時間を要す。単独著書のように流れに乗って読み進めることが難しく、読み流そうとするとどこかでバイアスが掛かることが常であるからだ。あ、これはあくまでわたくし個人のケースである。
 いつかの池上彰のようにその日のうちに感想文を書きあげてお披露目する、という芸当、対談本ではできなかった。たとえば池上彰+佐藤優『僕らが毎日やっている最強の読み方』、池上彰+竹内政明『書く力』は内容は面白く、考えさせられること学んだこと「否」を唱える箇所相応にありと雖も、かれらの単独著書を読むときのようにチューニング完了後の、勢いに乗ってどんどん前に進むような読み方はできなかった。理由はなぜか、と夜道を歩きながら考え考えしていて思い至ったのが、前段の内容である。
 微妙なニュアンスに引っ掛かって前に戻ったり、いまいちど双方の対話を点検してみたり、なんてことをしている間に時間は経過し、数日掛けて読了と相成る次第。言い方を換えればじっくりと、腰を据えて読むに値する対談本しか、まだ読んでいないのかな、と都合の良い解釈をしているが、さて、果たして実際はどうなのか。
 先程わたくしは池上彰+佐藤優『知的再武装 60のヒント』(文春新書 2020/3)を読み終えたところだ。これもまた有意義な読書の時間と思考の機会を与えてくれた良書で、数日以内に読書感想文を書きたいと望んでその準備をしている。
 対談本の感想を本ブログにて公にするのははじめてだから、些か謹聴している。これを別の角度から検めて簡単なフローにすれば、こうなる。即ち、〈感想を書くための読み直し作業を実施→ポイント/トピックの洗い出しと固定→精読と比較を反復徹底→(モレスキンでもMBAでもiMacでも構わないけれど)うんうん唸りながら初稿を書きあげ、その後は納得ゆくまで推敲→お披露目〉と。
 『知的再武装 60のヒント』の前半部分にはページの折や線引き等が目立たない。どうしてか、それは分析するまでもなく、池上彰+佐藤優『僕らが毎日やっている最強の読み方』と佐藤優『読書の技法』で既に語られていることのマイナーアップグレードだからだ。それゆえに、ああ、そういえばこのあたりに関しては読み流したな。「前に読んだことの繰り返しや」なんて心中呟きながら。
 本書のお披露目はいつ? さてねぇ。わたくしが知りたい。◆

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