第2953日目 〈ここ数ヶ月、スポーツジムに通っています。……ジムでなにしてるの? どうして通い始めたの?〉 [日々の思い・独り言]

 昨年12月中旬から、近所のスポーツジムへ通い始めた。継続できるか不安だったけれど、なによりも重要な目的を実現させるため貯金の一部を切り崩して、一念発起。説明を聞いたその場で入会を決めて、コースを選んで手続きした。受付で担当してくれた女性とマシン・ルームで対応してくれたトレーナーの方が良かったんだな。そうした意味では最初の一歩を踏み出すにあたって、人に恵まれたな、と今更ながらつくづく実感している。
 あれからちょうど2ヶ月。体を動かす愉しさに目覚めましたよ。中高生の頃から体育の授業は好きだったけれど、卒業してからはこの愉しさとはまるで無縁だった。何10年ぶりかな、肉体をこんな風に酷使(……)しているのは、と思うている。
 基本的に週1でパーソナル・トレーニングをお願いし、休みの日はふらりと出掛けて筋肉の動きを意識しながらマシンで汗を流すのが常のこと。加えて今日(昨日ですか)は初めて自発的にフリーウェイトのエリアで45度レッグプレスとダンベル使ってトレーニングしてきた。午前中で人が少なかった、というのがいちばん大きな理由かしらん、自発的にこのエリアでトレーニングしたのは。
 パーソナル・トレーニングであっても個人でトレーニングするときも、締め括りはかならず有酸素運動──最近はエアロバイク(アップライト型)が多い。20秒全力で漕ぐ(脚を上げることを意識しながら)→10秒休む/その間も勿論ゆっくり漕いでいる、のパターンを8セット──で〆括る。まぁ、自分をとことんまで追いこんでいるわけです。
 そのあとジャグジー(※1)と水風呂に浸かって、ぼぉっ、としている。ジャグジーに浸かりながら天窓越しに青空を見あげていると、皆が働いている時間帯に得もいわれぬ愉悦に包まれていることが一種の罪悪に思えて申し訳なくなってくる──わけがない。だっておいら、今日はお休みだもん。
 先月は仕事が繁忙だったことに留まらず、2回目の緊急事態宣言が出てどの業界も店や施設の短縮営業を余儀なくされ、トドメになぜかジムへ行こうとすると避けられぬ用事が降って湧いたりして、パーソナルトレーニングに通う時間を捻出するのが精々だった。ジムも短縮営業ゆえ仕事の帰りに行くこともかなわず、せめて体を動かさない日ができたりしないように、腹筋運動とYouTubeでラジオ体操第一を再生しながら体を動かすことを毎日繰り返すことで、どうにか体力と筋力の維持を図っていた次第です。あとは2日に1遍、一駅歩いて帰ってくるのを心がけて。
 そうして今月2月。緊急事態宣言は延長されたけれどジムは通常営業を再開した。やっと会社帰りにも行くことができるようになったよ! 小ロッカーも別に契約しているからシューズはジムに置きっぱなし、ウェアだけカバンに詰めておく。その気になったら最寄り駅からすこし足を伸ばしてジムへ直行できる、という算段だ。わがファースト・ハートブレイク・デイ、つまりフラれた日(まだ1回目だから!)にも行きましたよ、体を徹底的に痛めつけたくてね。が、結局ダラダラと、体の各部位の動きとか意識することなく、単にマシンを使って動いているだけの時間でしたけれどね。
 月曜日は基本的にパーソナル・トレーニングの日なのだが、実は今週、1ヶ月半ぶりに測定を行った。InBodyに裸足で立って年齢と身長を入力、測定器を握って1分程度じっとしている。前回の測定は1月4日だったがそのときと較べて、おお、体重が約2キロ減り、体脂肪に至っては約3キロ減っていた。骨格筋量は0.1キロ下がった。肥満評価はまだまだ標準には程遠いけれど、着実に近附いてきている。全体的に体脂肪バランスは減少の傾向を見せ、逆に筋肉バランスは(標準数値から外れているとはいえ)増加の傾向を辿っている。トレーナーに拠ればわたくし、筋力は元々標準以上にあるそうなのだ。
 いやぁ、それにしてもですよ。こうして数字で、具体的に成果を見せられると、やたら嬉しいものであります。単純だけれど、励みにもなる。しかも前回データと見較べてみた日には、尚更。
 食事制限をしないでこの結果(※2)ですから、そちらも始めたら劇的な変化が……、なんて妄想してしまう。が、問題はなかなか体重等が落ちにくくなる時期、いわゆる停滞期にこれから突入すること。この時期、如何にトレーニングしてゆくか。どうやって効果的に体重を落とし、体脂肪を削ぎ落としてゆくか。悩みは尽きないけれど、愉しみながら体重減らして体を引き締め、自分自身を変えてゆこう。楽天的? うん、そうかもね。わたくしの頭ンなかはお花畑ですから。
 斯様なことはありと雖も、わたくしはスポーツジムに、愉しみながら通っています。◆

※1 ジャグジーに浸かるたび、そういえば大森望が『新編 SF翻訳講座』(河出文庫 2012/10)で表記通りなら”ジャグージ”なのに……とこぼしていたのを、いつも思い出しています。
※2 敢えていえば入会時にアルコールについて訊いたとき推奨された、ビールから日本酒への完全切り替えぐらい。以前から21時以後に帰宅した日は白飯を食べないようにしているし、全体的に食べる量も若干ながら減らしていたから、食事制限されてもあまり堪えないんじゃないかな。□

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