第2682日目 〈実態把握のため、本の山を崩してたはいいけれど……。〉 [日々の思い・独り言]

 部屋の片附けを始めるにあたって、まず床から積みあげられた本や資料の山脈を崩してみることにしました。いったいこの部屋にどれだけの書物が蓄蔵されているのか、その実態把握のために調査のメスが入ったわけですが……、
 ……いやぁ、2時間弱で挫折しました。崩した本の置き場が早々になくなり、それ以上山を崩して小分けしても却って全体像が見えなくなるばかり、という事態が出来したからです。
 うむむ、もはやこれは「どうにかしないといけない」というレヴェルを、はるかに超えている。危険信号がいつ点ってもおかしくない状況だ。この場合の「危険信号」とは<黄色>を指すのではなく、それを一気に飛びこえて<赤>ランプが点灯、併せてアラートがけたたましく鳴り響いて止まらない状況を、指す。
 意外なまでにダブりの少ないのがささやかな自慢であるが、目のあてられぬ惨状となった山崩れの跡を眺めていると、溜め息交じりで恨み言が口をつく。こんなに買いこんで、いったいどうしようとしていたのか、当時の自分は。
 ジャンル毎に処分、或いは残すことが決められたら幸せと思うが、どうにもわたくしの蔵書の場合はそう上手く事が運びそうにない(性格的にもね)。幻想文学とミステリとSFは密接に結びつき、日本の古典文学と歴史書は不即不離の関係にあり、中国の古典は古代文学や古代史を読む際必須の参考図書。聖書やキリスト教、西洋思想の本は処分の対象を免れる。いやはやまったく、頭が痛い。どうにかしてくれよ、キング・ジェームズ。
 こうなるとやはり、レンタル倉庫と契約するのが、最善の方法なのか。「処分するのは抵抗があるけれど、さりとて部屋に置いたままでは場所塞ぎになるだけだな」と思う本はそちらへお預けするのが、やはり現実的かつ賢明な書痴(もとい、「処置」だね。「しょち」を変換していちばん最初が「書痴」だなんて……!)なのかなぁ、と、思うておるのだ。
 が、勿論、そこにも問題はある。レンタル倉庫から届くダンボール箱をどこに置いておくか、先方が定める期間内に箱詰めを終えて配送依頼が掛けられるか。それに費やす時間が……うん、これは大丈夫、捻出できるな。
 ほかに思い浮かぶ問題があるとすれば、──預ける本と部屋に置いておく本、その冷静な判断が自分にできるか否か、だな。預けたすぐあとにそのなかの本が必要になって、けっこうきつめの言葉で注意されながら取り出した経験があるからなぁ。歴史は繰り返す、というし、嗚呼、くわばらくわばら。
 現在は8月11日(日)の22時16分。そろそろ作業は中断して、寝しなの読書と就寝の準備に入ろう。そのためには、いま目の前に広がる崩れた本をまた積みあげて原状回復させなくては……んんん、なにか可笑しくないか?◆

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