第2730日目 〈書架の整理、第二幕;書架の前に鎮座していた荷物を撤去しました。〉 [日々の思い・独り言]

 昨日の続き。──とりあえず2列目の書架の整理が先送りになっていた原因を今日、取り除きました。障害という方がよいやもしれぬ。が、それが駆逐されただけで今後の2列目の片附け、その進捗具合が大幅にはかどることは間違いない。
 書架は合計4本のガイドレールのお陰もあり、ほぼ2センチ単位で棚板を動かすことができるようになっている。2列目の場合、いちばん下の部分は棚板を設けず、そこへ母が不要というので頂戴した桐の抽斗を置いて書類など突っこんでいたのだが、今回熟慮に熟慮を重ね、母に相談もして許可を得た上で、この桐の抽斗を処分することにした。
 棚板から飛び出した部分にずいぶんと重い荷物を載せ続けてきたので、抽斗が開かなくなったという物理的な事情あっての決断でもある。まだまだ使えるものだから、本当はどこかに相談して再利用してもらえる場所を探すのが、いちばん良いのだが……。どこかへ相談してみようかな。
 感傷はさておき、桐の抽斗を撤去して棚を渡せば、床に積みあた本の殆どすべてが、合計2列ある書架へ収まる。なにを意味するか? わたくし自身の可動領域がぐっ、と広がり、部屋の掃除にはクイックルワイパーなどでなく、それこそ何年振りかで掃除機を使えるようになる、ということだ。これはうれしい。ようやく人間が暮らすにふさわしい部屋へ戻すことができるよ──!!
 処分本の選別も順調に進んでいる。某新古書店では「買取額20%アップ」てふキャンペーンをやっているのだが、締め切りが本日中(昨日中、ですか)なので、もうちょっと早く腰をあげて少しでも多くの本をダンボールに詰めこみたかったな、と反省しているところだ。
 買い溜めたけれど読めそうもない、或いは読みそうにない本は、この際腹を括って片っ端から売り飛ばす。とっても愛着のある本であったり、思い出深い本であったり、また基礎文献を除いて、他は一掃する。ただ、それでも残る本というのはきっと尋常でない数になるだろうから、整理の終わった書架を眺めて目眩を覚えるであろうことは、薄々想像がついているわけで。
 しかしながら、大きな前進のメドはついた。どの段になにを収めるか、つい先程まで、一所懸命ああでもないこうでもない、と頭を悩ませながらiPadとApple Pencilの組み合わせでプランを練り、ようやっと(極めて現実的な)方向性がまとまったのである。<希望>という名の曙光が見えた気分だ。
 日曜日は体の痛みに耐えかねて、桐の抽斗の手前に居座りを決めこんでいた荷物を撤去し、掃除するだけに留めた。まだまだ書架の整理、部屋の片付けは続く。今後に備えて体の酷使だけは避けたいところだ。
 とはいえ、今後の作業の進捗は、例の桐の抽斗をいつ部屋から運び出すか、その一点にかかっているため、しばらく作業の停滞する可能性はなきにしもあらず。心中おだやかでないのが、正直な気持ちです。
 まぁ、コツコツゆっくりと、今年中になんとか形になるよう作業してゆこう。
 書架の前に鎮座坐していた荷物の撤去という、最大級の難作業をぶじ終えられたこと。これがいちばん、うれしい。これに満足して、今日は作業を終わらせます。◆

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