第2734日目 〈部屋のお掃除、死蔵はよくないよ編〉 [日々の思い・独り言]

 お片附け、本日の部は滞りなく終了。夕刻帰宅してすぐに取り掛かったわけでなく、しかも処分するCDを選別する過程でiTunesへ取りこむ作業が発生したため、そちらに時間を喰われてしまい……愛着あった音盤がいまは躊躇うことも殆どなく処分できてしまうのは、やはり驚きであります。時間の経過と共に──年齢が重なるにつれ──執着が薄くなってゆくのを実感します。
 和久井映見のCDをごっそり処分した。椎名へきるのCDとDVD、関連書籍と雑誌もみな、断腸の思いで処分した。広末涼子も柴咲コウも、Kis-My-Ft2も嵐も、宇多田ヒカルも安室奈美恵も、福山雅治もGLAYも、モー娘。もAKBも、その他様々。つまり架蔵していたJ-POPは9割強をごっそり知り合いの中古CD屋へ払い下げるのだ。むろん、CDだけではない。その人たちのDVD/Blu-rayも、1点の例外なくお引き取り願う。
 相談したところ、引き取りは週末午前中。量が量ゆえ軽トラで引き取りに来てくださる由。ガソリン代と着払いの料金を天秤にかけた結果であろうか。顔を合わせた折に、お茶話のついでに訊いてみようと思います。──こっそり取り除けておいたSMAPとTOKIOとV6のジャニーズ勢(それぞれ殆どすべてのアルバムとシングル、DVD/Blu-ray)と、SKE48のシングル数枚、μ’sとAqoursは見附からぬよう、どこかへ隠しておいて、っと……。
 われながら面白いな、と思うたのは、J-POPは躊躇なくどんどん捨てられた。その魔手(?)は歌謡曲や演歌にも及ぶ。が、終わってみると演歌/歌謡曲のジャンルから処分する音盤はあまりなかった。たしかに耳を悪くしたあとも継続して聴いている日本の歌って、歌謡曲や演歌なのだよね。いまも美空ひばりを聴いている。iTunesでジャンル毎に取りこんだアルバムを分けてみたら、J-POPよりも演歌の方が数は多かった。これも年齢が関係あるのでしょうか……否、人生を積み重ねてきたからこそ演歌へ心惹かれるようになり、子供の頃耳に馴染んだ歌謡曲へ回帰したのだ、と思いたい。なお、わたくしのお気に入りの歌手は、現役なら新沼謙治です。
 廊下に山積みしたダンボールの山脈を横目でちら、と見、嗚呼と溜め息を吐いてしまう。よくもまぁ、これだけ溜めこんでいたものです……しかも持っていることすら忘れている音盤の、なんと多いことよ。
 もう潮時です。このままではただの死蔵です。資料館を作るわけでも、J-POP史を書くわけでもない。それにもう、かつてのように好きな音楽を好きなだけ聴くことのできる体ではないのです。売り払ったCD/DVD/Blu-rayを店頭なりネットなりで見附けた、そのアーティストのファンが買ってくれるようにするのが、わたくしの役目だと思うております。もっとも、需要のあるアーティストが今回処分する音盤のなかにあるか、と訊かれれば、小首を傾げざるを得ませんがね。
 けっきょく今日は、処分する音盤と本の梱包に追われてばかりだった。廊下と玄関にはダンボール箱の山、山、山。いつ家人からクレームが来てもおかしくない状況。でも、もうちょっと我慢してくれ、数日中には原状回復できるから。
 やはりネックは、例の桐の抽斗だなぁ。これさえ退かしてしまえれば、床に積みあげて手の施しようのない本の山がかなり消えてるのだが。それでも残ったものは、即ち処分対象である。
 いやぁ、でも果てがないなぁ。この片附け。気が滅入ってきますよ、正直なところ。だがな、美空ひばりも歌っているぜ、「泣くな迷うな 苦しみ抜いて/人は望みをはたすのさ」(〈人生一路〉)と。◆

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