第2740日目 〈それは、夫婦の夜の営みと同じぐらい自然で、日常的なこと。〉 [日々の思い・独り言]

 家人が呆れております。よく観察すれば、こめかみに血管が浮いているのが見えそうです。なぜ、ですって?
 ──これまで本を処分している旨何度かご報告させていただいております。宅配業者は午前中やって来て、処分本のつまったダンボール箱を持ってゆく。重い荷物をえっちらおっちら、抱えてトラックへ積みこむ。そうして同じ日の午後、同じ人が今度はわたくし宛の荷物を持ってくる。送付伝票に記載される内容物は「書籍」であった。
 今月に入って伊藤整『氾濫』(新潮文庫)が届いた。一昨日はダウスン/平井呈一『ディレムマ』(思潮社)とホフマン/平井呈一『古城物語』(奢灞都館)が届いた。今日は島田荘司『龍臥亭事件』上下(光文社カッパノベルス)が届いた。合計価格はここでは記さぬ。ダレガソンナコトヲスルモノカ。
 いえね、要するに増税云々とは関係なくそこに買うものがあれば買うのですよ。もはや日常的な行為なのであります。読みたい本があれば、買う。訊きたいCDがあれば、買う。観たい映画があれば、券を買う。当然の営みではありませんか。夫婦が夜の営みを持つのと同じぐらい、当たり前のことであります。
 見るがよい。令和初の大規模掃除の結果、がらんとした棚が幾つもあることを。そこには埃を除けば物体はなにもない。そうして今回、わたくしの許へ届いた本はそれとは別の、元から用意していた場所へ安置される。即ち、これらの本の到着と収まる場所があるのは、あらかじめ予定されていたことを知ってほしい。やましいところなど、これっぽっちもないのだ。
 さて、それではこれからお仕事に……。◆

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