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第2703日目 〈YouTubeで懐かしの洋楽を聴こう! Huey Lewis & The News "It Hit Me Like A Hammer" 〉 [日々の思い・独り言]

 いったい何年振りなのでしょう、このタイトルのエッセイは? いったいどれぐらいぶりなのでしょう、音楽のエッセイを書くのは? それぐらいお久しぶりな今回は、聴覚を失う前にこのグループについては少しでも多く書き残しておきたい、と願う唯一の洋楽バンド、Huey Lewis & The Newsであります。
 「誰だ、それは?」としらけた顔をする世代も、もうあるでしょうね。1980年代には圧倒的人気を誇ったアメリカのバンドだった。映画『Back to the Future』の主題歌、「The Power of Love」を歌ったオジサンたち、という方がずっと通りは良いよね、うん。
 この「YouTubeで懐かしの洋楽を聴こう!」には「1980年代の洋楽にリリースされた洋楽に限る」という括りがあるのですが(あったんですよ?)、今回はイレギュラー・ケースとして1991年のかれらのアルバム『Hard At Play』からシングルB面としてカットされた曲、「It Hit Me Like A Hammer」を取り挙げます。爽快感極まりない、そうしてわたくしをバドワイザー・ユーザーにさせた「Couple Days Off」と迷ったのですが、いまはまったりしたい気分なので……。
 YouTubeに公開されている「It Hit Me Like A Hammer」はオフィシャルMVである(https://www.youtube.com/watch?v=AtxX1MFXkeg)。
 このMVを初めて観たのは、いつだったかしら。高校を卒業したあとは同じような嗜好を持つ洋楽好きと出会うこと叶わず、わたくしも音楽ではクラシック音楽とジャズへシフトしてゆくところだったから、記憶を補強する材料がまるでないのだ。ただ、YouTubeで視聴したときに覚えた新鮮な喜びから推察するに、当時は殆どテレヴィで観たことはなかったのではないか。あまり熱心に洋楽番組を追いかけることも少なくなっていたからなぁ。
 これまでたくさんのHLNのMVを観てきましたが、わたくしがいちばん好きなのは、この「It Hit Me Like A Hammer」です。これまでのMVと較べてさしたる目新しさはない、でも明らかに80年代の映像と較べて完成度は高い。「It Hit Me Like A Hammer」は勿論、「He don't Know」然り、「Couple Days Off」然り。『Hard At Play』の頃がHuey Lewis & The NewsのMVはいちばん見応えがある。何度でも繰り返し視聴したくなる、そんな映像作りがされているのだ。むろん、楽曲それ自体に高いクオリティが備わっていなければ、映像も素晴らしいものになるはずはないのだけれど。
 それにね、このMV、メンバーの見せ方がとにかく格好良いのだ。メンバーの演奏する様はみなダンディでアダルト、コーラス風景も含めてシルエットを多用して、うーん、とっても痺れてしまうのだ。タイトルに因んで登場する女性たちも、んんん、美人なんだ。特に敬礼ポーズを見せてくれるアメリカの帽子をかぶった女性は、或る意味でこのMVの内容を象徴する存在のようにさえ映ります。
 「It Hit Me Like A Hammer」は世紀の変わり目前後に相次いで脱退したオリジナル・メンバーの揃う、最後の時代の貴重なMVでもある。そうして現在、ヴォーカルのヒューイ・ルイスはメニエール病(と伝えられる)により活動停止の状態だ。いまの世界にこそ、かれらの健康でストレートなロックが聴きたい。テクノロジーに寄りかかるところのない、豪快無比なアメリカン・ロックが復活すべきは、世界が黒い影に包まれようとしているこの時代なのではないかな。新しい歌手も聴きたいけれど、やっぱりHuey Lewis & The Newsの音楽がいまはいちばん聴きたいよ。◆

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