第2812日目 〈今年もよろしくお願いします。ちょっと目標など書いてみます。〉 [日々の思い・独り言]

 令和2年になって最初のブログ更新です。あいにくと親族喪中のため、便乗するかのように新年のご挨拶は控えさせていただきます。
 さりとて皆様の幸を寿ぐ気持ちに偽りはございません。どうか令和2年が皆様にとって笑顔で過ごすことのできる良い1年でありますよう、心からお祈り申しあげております。
 ──え、目標ですか。そうですね、……
 昨年晩夏より本とCDの処分に伴う部屋の掃除が活性化したこともありますので、本年はそれを更に推し進めて可動可能空間を拡大して、積まれた本で隠れていた床が見えるようにしたいですね。
 正直なところ、本がたくさん詰まったこの部屋を窮屈に感じ始め、時に憎悪すら抱くようになったので、座右の書というべき以外は処分するか倉庫送りにして、清々した気分で次の年明けを迎えたいのです。鬼が笑うどころの話ではありませんが、先の見通しを立てるためには鬼の機嫌なんて気にしちゃいられません(鬼といえば、今日からリゼロ再放送か)。
 そうはいっても誓った舌の乾かぬうちから新刊書店で本を購い、馴染みの古本屋に挨拶ついでに何冊か購っていては、なにをかいわんや、なのですが……。
 部屋を片附ける流れで机と椅子、ベッドを今年後半には新調したい。机は造付けなので、もし実際に新調するとなったら撤去から始めることとなるため、実現はちょっと難しそう。が、それなら抽斗のたくさんついたチェストを2台ばかり、良さそうなのを見つくろって購入する必要が出て来る。書類や机上の小物が散乱している原因の1つは、抽斗というものがないからだと思う。収納がない/少ない、というのは衣類でも机まわりでも致命的であります。
 と、ここまでは物理的な面に絞った、現状打破或いは改善を目的とした目標。
 では、令和2年のわたくし個人の目標は果たしてなにか、というと……んんん、なんやろな。
 読書でいえば、現在継続中の太宰治作品集の年度内の読破、引き続いて未読のまま残したドストエフスキーの年内読破は必ず達成しなくてはならない目標といえます。いずれも新潮文庫版なれどドストエフスキーについては加えて講談社文芸文庫とちくま学芸文庫に収録された作品も、この機会に読んでおきたいという希望から買いこんでいるので、こちらは年末になっても読み終えていない可能性が、大。
 で、こういう長期戦になると寄り道したまま本道に戻ってこないケースがこれまでもあったので、そのあたりは自重しなくてはなりません。クリスティとか江戸川乱歩とか、横溝正史とか綾辻行人などが前例であります(太宰とドストエフスキーもそうだった)。斯様な現象を指して「浮気性」「浮気症」というそうですが、それは断じて浮気などではなく、単に気晴らしが過ぎてそのまま本道に戻るタイミングを逸しただけに過ぎません。
 それはさておき。
 他に念頭に置いてある目標となると、……できないこと、約束できないことは語るのを控えた方がよいと思われるので、「一マカ」「エズ・ラ」の再読・ノートの話はせぬが賢明でしょう。それを脇に置いて考えると、そうですね、加藤守雄の著作一覧を本ブログにてお披露目しましょうか。
 加藤に単独名義の単行本は2冊のみと雖も刊本未収録の論文や対談インタヴュー記事、講義題目や時事エッセイ、委員会報告の類が山のように存在しています。その生涯に加藤が発表したものの2/3は既に複写であっても手許へ揃えているから、あとはExcel/Pagesにちまちま入力して発表年次順に並べ替えれば済む。そうしてそれが案外と面倒臭くて、それを理由に仕立てて怠けて目標は画に描いた餅となる。
 同じようにして小林責・岩松研吉郎両先生の著作一覧も作成できればいいけれど、流石にこちらの年内お披露目は不可能。なぜなら、そのための資料収集は端緒にも付いていないからに他なりません。
 ──まぁそんな目標をつらつら胸のなかで弄んでいたのです、炬燵に入ってぼんやりニューイヤー駅伝を観ながら。
 本年もどうぞご愛読・ご支持の程、お願いして、筆を擱きます。◆

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