第0099日目 〈民数記第16章:〈コラ、ダダン、アビラムの反逆〉〉 [民数記]

 民数記第16章になります。

 16:1-35〈コラ、ダダン、アビラムの反逆〉
 レビ族の者コラが、同族のダダン、アビラムと結託、250人の共同体の指導者たちを煽動し、モーセ、アロンとその子らに反逆する。
 コラはいう、━━われわれ(レビ族)すべてが主から聖別された者である、なのに何故あなた方(モーセ、アロンとその子ら)だけが会衆の上に立ち、かつ、民を荒れ野にさまよわせて死なせるのか、と。
 主を通じてモーセはコラたちに、各々一つずつ香炉を持って、臨在の幕屋へ集まるよう伝える。そこで主が裁きを下すからである。
 彼らがそうすると、即ち反逆者たちは、「すべて、生きたまま、陰府(よみ)へ落ち、地がそれを覆った。彼らはこうして、会衆の間から滅び去」(民16:33)り、「火が主のもとから出て、香をささげた二百五十人を焼き尽くした。」(民16:35)

 特別に聖別したレビ族に対してもこの仕打ち、……無情である。いや、レビ族だったから、その仕打ちというべきか。彼らには特に厳しく、という? 
 本章のクライマックス、反逆者たちが地に呑みこまれてしまう場面には、出エジプト記でモーセたちイスラエル人が葦の海(紅海)を渡ってエジプトを脱出するシーンを彷彿とさせられます。が、それが皮肉な裏焼きとなっていることは、明らかでありましょう━━。◆

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