第0100日目 〈民数記第17章:〈香炉〉、〈アロン、民を救う〉&〈アロンの杖〉〉 [民数記]

 民数記第17章です。
 本章は民への警告、見せしめの章であります。

 17:1-5〈香炉〉
 民16:35にて焼き滅ぼされた人が持っていた250の香炉を叩いて伸ばし、祭壇の覆いを作れ。
 「アロンの子孫以外の者が主の御前に近づき、香をささげてはならないことをイスラエルの人々に思い起こさせるためであり、コラとその仲間たちのようにならないためであった。」(民17:5)

 17:6-15〈アロン、民を救う〉
 イスラエルの民━━共同体全体がモーセとアロンに詰め寄って、逆らう。曰く、コラたち主の民をあなた方は殺してしまったではないか、と。
 見よ、そのとき、主の雲が臨在の幕屋に立ち、共同体の間に疫病を流行らせ始める。
 が、アロンが生者と死者の間に立って罪を贖う儀式を行ったので、災いは治まり、死者は14,700人に留められた。

 17:16-26〈アロンの杖〉
 主はモーセにいう。
 私は民に、自分が誰を選んだのか(主の前に立つべきは誰か)をはっきりとわからせる。各部族の長に一本の杖を名入りで掟の箱の前に置け、と。レビ族の杖にはアロンの名を刻め、とも。
 翌る日、アロンの杖にのみ花が咲き、アーモンドが実をつけていた。
 これは掟の箱の前に留め置かれ、反逆した者たちへの警告の証しとして保管された。

 怒りは留まることを知るが、その恐怖を何時何時までも民は忘れてはならない。この世には死よりも悪いことがある。
 旧約聖書の神というのは、残虐であると共に、怒りの神であり、専制君主にも似た存在なのかもしれない、と考える今日この頃……。◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。