第0198日目 〈ヨシュア記第14章:〈ヨルダン川の西側〉&〈カレブ〉〉 [ヨシュア記]

 ヨシュア記第14章です。

 ヨシュ14:1-5〈ヨルダン川の西側〉
 シナイの荒れ野から北上したイスラエルの民は、まずヨルダン川東岸諸国を攻め滅ぼして後、川を渡って西岸に広がる諸国へ侵攻、これを自らのものとした。
 その地域は、ヨシュアと祭司エルアザルによって9つ半の部族に、くじ引きで分け与えられ、嗣業の土地として各部族のものとなった。それは第15章以後で語られる。

 ヨシュ14:6-15〈カレブ〉
 ここで我らは一つの懐かしい名前に出会う。それをユダ族のケナズ人エフネの子即ちカレブという。嘗て民13:1-14:38にてカナン偵察隊の一員として彼の地へ赴き、帰還して最後まで唯一生き残った者である。
 このときカレブは齢85。彼は或る日、ヨシュアの許を訪れて、斯く曰く、━━
 カナン偵察から帰還してモーセに報告をした、仲間はカナン侵攻断念を進言し、私カレブは主の意志に従ったカナン侵攻を訴えた。結局我々はカナンへ入り、その地を自らのものとして今日ここにいる。
 私がカナン侵攻を支持したとき、主はいわれた。あなた即ち私カレブが足を踏み入れた土地は永遠に、あなたとその子孫の嗣業の土地になる、と。ですからヨシュアよ、あのヘブロンの山地を私に与えてください、と。
 ヨシュアはこれを是として祝福し、ヘブロン一帯をカレブとその子孫に嗣業の土地として与えた。そこには未だアモリ人が潜んでいたが、それはカレブが一掃すると誓ったのである。
 この地方の戦いは、斯くして終わった。

 以前登場した人物がひょっこりと顔を出してくる場面に会うと、無性にうれしくなるものであります。旧約聖書の場合も同様ですが、殊に多くが契約や約束に絡んでの登場となるのは、やはり「旧約」の性質ゆえなのかもしれません。
 今回はカレブが再登場しました。忘れたころにやってくるサブ・キャラクター。なんとも口許がほころぶときであります。もっとも、自分の要求をいうだけいって退場するキャラクターでもあるのですが……。
 まぁ、多くは問いますまい。



 図書館で村上春樹の『もし僕らの言葉がウィスキーであったなら』(新潮文庫)を借りました。嗚呼、ウィスキー……。これのコーヒー版を書きたいなぁ。
 おいらの夢は、お金を貯めて横浜市内でパブかカフェを開くこと。ささやかだなぁ。◆

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