第0253日目 〈『パンダフル・ライフ』:パンダのように生きるのだ。〉 [日々の思い・独り言]
昨2008年の夏、その名もずばり、『パンダフル・ライフ』という映画が公開されました。パンダ親子の生育を追った、丁寧な作りのドキュメンタリー。でも、題材が題材だけに、どれだけ真摯に作ってみても、そこはかとなく脱力ムードが漂ってしまうのは、もはや仕方のないことか?
ありそうでなかったパンダ・ドキュメンタリー映画のナレーションに抜擢されたのは、女優菅野美穂。個人的には、和久井映見の方がますます……ごにょごにょ……(以下、自粛)。と、ともかく、ほんわかのんびり、ほっぺたがずり落ちそうな甘ったるい声が、ピッタシでした。
素材に加えてナレーションまでがますますまったりムードを醸した、昨夏いちばんのオススメ映画だったのですが、現在DVD化されてレンタル中。
二度ばかり劇場へ行っているのに、性懲りもなくまた借りてくる。即ちこれは、中毒性を持った窮極の癒し映画だということ。嘘だと思うなら、ぜひ、借りて観てごらん……。
絶滅の危機に瀕しているにもかかわらず、のんびりぐうたら生きるパンダたち。
もしかすると、人類がいまもっとも師と仰ぐべき動物は、案外パンダたちなのかもしれません。あのエコなる生活、文字通りのスロー・ライフの実践者。賢者の名は、パンダ。……ああ、抱きしめたい。
そうか、この白黒疑似熊動物、氷河期を生き抜いたのか……すごいな、ますます尊敬だ。
なお、この映画で日本の和歌山と共に舞台となったのは、昨年、中国四川省の地震で被害のあった「パンダ繁育研究基地」。上映は地震から旬日経ぬ頃。そのタイミングでの上映は因縁めいたものを感じますが、そんなことは一時忘れて、パンダたちの愛くるしい姿に癒された、昨年の夏。
地震から間もなく一年。そしてやって来る、うだるような夏。蕩ける脳みそを冷やしつつ、彼ら賢者パンダの勇姿に目尻をさげてみるのも、一興かもしれない。
さんさんかのイチオシ作家、三浦しをんによれば動物園のパンダたちは、飼育員たちが着ぐるみを着て公然とサボる姿なのだとか(「紛争地帯からの重大発表」 『妄想炸裂』新書館p131 2001,07)。
これを思い出したおいらが、当該エッセイから無断借用して一言、
「いまねぇ、頭がパンクしてパンダりたい気分なんだよね」◆
ありそうでなかったパンダ・ドキュメンタリー映画のナレーションに抜擢されたのは、女優菅野美穂。個人的には、和久井映見の方がますます……ごにょごにょ……(以下、自粛)。と、ともかく、ほんわかのんびり、ほっぺたがずり落ちそうな甘ったるい声が、ピッタシでした。
素材に加えてナレーションまでがますますまったりムードを醸した、昨夏いちばんのオススメ映画だったのですが、現在DVD化されてレンタル中。
二度ばかり劇場へ行っているのに、性懲りもなくまた借りてくる。即ちこれは、中毒性を持った窮極の癒し映画だということ。嘘だと思うなら、ぜひ、借りて観てごらん……。
絶滅の危機に瀕しているにもかかわらず、のんびりぐうたら生きるパンダたち。
もしかすると、人類がいまもっとも師と仰ぐべき動物は、案外パンダたちなのかもしれません。あのエコなる生活、文字通りのスロー・ライフの実践者。賢者の名は、パンダ。……ああ、抱きしめたい。
そうか、この白黒疑似熊動物、氷河期を生き抜いたのか……すごいな、ますます尊敬だ。
なお、この映画で日本の和歌山と共に舞台となったのは、昨年、中国四川省の地震で被害のあった「パンダ繁育研究基地」。上映は地震から旬日経ぬ頃。そのタイミングでの上映は因縁めいたものを感じますが、そんなことは一時忘れて、パンダたちの愛くるしい姿に癒された、昨年の夏。
地震から間もなく一年。そしてやって来る、うだるような夏。蕩ける脳みそを冷やしつつ、彼ら賢者パンダの勇姿に目尻をさげてみるのも、一興かもしれない。
さんさんかのイチオシ作家、三浦しをんによれば動物園のパンダたちは、飼育員たちが着ぐるみを着て公然とサボる姿なのだとか(「紛争地帯からの重大発表」 『妄想炸裂』新書館p131 2001,07)。
これを思い出したおいらが、当該エッセイから無断借用して一言、
「いまねぇ、頭がパンクしてパンダりたい気分なんだよね」◆