第0342日目 〈サムエル記下第24章:〈ダビデの人口調査〉with映画『秒速5センチメートル』を観ました。〉 [サムエル記・下]

 サムエル記下第24章、最終日です。━━ウッドハウスに倣って、「ヨホホーイ!」

 サム下24:1-25〈ダビデの人口調査〉
 主の怒りが再びダビデを、イスラエルを襲った。

 主はダビデに命じた、イスラエルとユダの人口調査をせよ、と(サタンがダビデをそそのかした、という解釈あり)。
 主は将軍ヨアブに、ダンからベエル・シェバに至るイスラエルとユダの人口調査を命じた。当初ヨアブは消極的であったが、王の命令は厳しく揺らぐことがなかった。ヨアブは軍の長たちと共に9ヶ月と20日を費やして全土をめぐり、調べあげた。兵役に就けるものはイスラエルに800,000人、ユダに500,000人いた。
 人口調査を実施したことをダビデは悔やんだ(※)。彼は主に許しを乞うた。翌朝、ダビデの預言者にして先見者ガドが、我が身に臨んだ主の言葉を伝えた。曰く、━━
 「わたしはあなたに3つの事を示す。その一つを選ぶがよい。わたしはそれを実行する。」(サム下24:12)
 即ち、
 1,飢饉が7年間に渡って国を襲うか、
 2,王が3ヶ月敵に追われて逃げるか、
 3,疫病が3日の間、国内で広まるか、
 ダビデ王は、主の御手にかかって倒れることを望み、疫病の蔓延を選んだ。その朝からイスラエル全土に疫病が広まり、70,000人の民が倒れた。
 主の御使いはエルサレムへ手を伸ばそうとしていたが、主の慈悲により中止された、━━「(主の)御使いはその手をエルサレムへ伸ばして、これを滅ぼそうとしたが、主はこの災いを思い返され、民を滅ぼそうとする御使いに言われた。『もう十分だ。その手を下ろせ。』(そのとき)主の御使いはエブス人アラウナの麦打ち場の傍らにいた。」(サム下24:16)
 民が御使いに打たれて倒れてゆくのを見て、ダビデは自分と自分の家に御手がくだるよう頼んだ。が、ガドの言葉に従い、件のエブス人アラウナの麦打ち場(と焼き尽くす献げ物)を銀50シェケルで買い取り、そこに主のための祭壇を築いた。その祭壇で、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた。
 「主はこの国のために祈りにこたえられ、イスラエルに下った疫病はやんだ。」(サム下24:25)

 ※をつけた箇所について。
 ダビデは人口調査の実施を悔やみました。民を戦に駆り立てる遠因となり、常設軍設置につながる行為だったから。
 が、サタンが主を語ってダビデをそそのかしたなら、悔やむ理由も容易に理解できるというものです。その後、主がダビデ(とイスラエル)に3つの選択肢を与えていずれかを選べと迫ったのも、納得です。
 踏まえていえば、「主の怒りが再びダビデ/イスラエルに下った」とはそんな背景ゆえといえそうです。



 『LOST』シーズン5はただいま怒濤の大展開中! ジェイムズ・ラフルア! 再会!
 『CSI:マイアミ』と『CSI:NY』も今週各シーズンの最終話が放送済み。でも、来月から早くも再放送決定の由。


 新海誠『秒速5センチメートル』を観ました。想いは如何にして変質し、離れ消滅するか、を描いた連作短編アニメです。
 胸が抉られるような第3話、いじましさに眼(まなこ)を濡らす第1話、切なさに胸が張り裂けそうな第2話、と、どれも、身に覚えある経験に誰もが身悶えするはずのエピソード。『ほしのこえ』とはまた違ったセンチメンタリズムに包まれた良作です。
 個人的にはやっぱり第3話にやられました。や、やばすぎる、この感じ……。悠久の希望を挫けさせるような━━。でも、わたくしは運命に逆らって、希望とやすらぎを摑んで生きるのだ。
 レンタルショップで借りてでも、観てみてくださいっ!!◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。