第0474日目 〈歴代誌上第22章2/2:〈神殿造営の準備〉〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第22章2/2です。

 代上22:2-19〈神殿造営の準備〉
 主のための神殿を築く役目はダビデでなく、その子ソロモンに委ねられた。ダビデがたびたび大きな戦争を繰り返し、大地を血に染めたからに他ならぬ。それを主は咎めたのである。
 「あなた(ソロモン)は、主がイスラエルのために、モーセにお授けになった掟と法を行うよう心掛けるなら、そのとき(神殿造営を)成し遂げることができる。勇気をもて。雄々しくあれ。恐れてはならない。おじけてはならない。」(代上22:13)
 神殿造営の準備はダビデ王が晩年に行った。ソロモンが「主のために壮大な神殿を築き、名声と光輝を万国に行き渡らせるためにはまだ若くて弱い」(代上22:5)からである。父は子にこういった、お前は主を父と思い、主はお前を子と思ってくださる、と。そうして、━━
 「見よ、わたしは苦労して主の神殿のために金十万キカル、銀百万キカルを準備した。青銅も鉄もおびただしくて量りきれない。材木も石材も準備した、更に増し加えるがよい。あなたのもとには多くの職人、採石労働者、石工、大工、あらゆる分野の達人がおり、金、銀、青銅、鉄も数えきれない。立ち上がって実行せよ。主が共にいてくださるように。」(代上22:14-16)
 そしてすべてのイスラエルの高官たちに、ソロモンの神殿造営を支援するよう命じた。
 「今こそ、心と魂を傾けてあなたたちの神、主を求め、神なる主の聖所の建築に立ち上がれ。主の御名のために建てられる神殿に、主の契約の箱と神の聖なる祭具を運び入れよ。」(代上22:19)

 引用した代上22:13にあった「勇気をもて。雄々しくあれ。恐れてはならない。おじけてはならない」とは、とても良い言葉です。
 聖書の文脈から切り離しても立派に自立してすべての人々へ贈ることができる、力と希望と活力にあふれた言葉です。聖書にはこんな良い言葉が、たくさんあります。



 タワーレコードに行く途中で寄った古書市で、ノーマン・メイラー『アメリカの夢』(河出書房)とヘンリー・ミラー『ネクサス』(集英社)を発見。
 しばし迷った挙げ句、ここで会ったが百年目、とばかりにレジへ運びました。学生時代に読んでそれっきりなので、時間を作って再読するのがいまから楽しみです。
 ミラーといえば、生田先生が訳した『北回帰線』が読みたいなぁ……。訳稿は果たして何処にあるのだろう?◆

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。