第0475日目 〈歴代誌上第23章:〈レビ人の任務〉〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第23章です。

 代上23:1-32〈レビ人の任務〉
 ダビデはイスラエルの全高官、祭司とレビ人を呼び集めた。
 30歳以上のレビ人の男子は、数えてみると380,000人いた。その内の240,000人が主の神殿に勤める者に任命された。残りは、60,000人が役人と裁判官に、4,000人が門衛に、4,000人が楽を奏して主を賛美する役に、それぞれ任命された。

 また、ダビデはすべてのレビ人を、レビの息子ゲルション、ケハト、メラリの家系に連なる者で組み分けした。
 煩雑になるのでわかりやすく書く。

 ○ゲルションの組;ゲルションの子ラダン(民3:18,代上6:2他では「リブニ」)とシムイ。
 ラダン家には長男エヒエル、次男ゼタム、三男ヨエル、四男シムイ(ゲルションの子シムイとは別人)がいた。四男にはシェロモトとハジエル、ハランという3人の息子がいた。
 シムイ家には長男ヤハト、次男ジナ、三男エウシュ、四男ベリアがいた。エウシュとベリアには子孫が多くなかったため、一つの家系として纏められている。

 ○ケハトの組(ここは重要な家系/グループである);ケハトの子アムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエル。
 アムラム家には長男アロンと次男モーセがいた。「アロンは、その子らと共に選び分けられ、神聖なる物をとこしえに聖別し、主の御前で香をたき、主に仕え、主の御名によってとこしえに祝福する者となった。モーセは神の人であり、その子らはレビの部族という名を受けた。」(代上23:13-14)
 アロンの家系が祭司を継承していった。
 モーセには長男ゲルショム、次男エリエゼルがいた。ゲルショムには長男シェブエルと他の子らがいた。エリエゼルには長男レハブヤ以外の子供がなかったが、レハブヤは多くの子孫を授かった。
 イツハル家には長男シェロミトと他の子らがいた。
 ヘブロン家には長男エリヤ、次男アマルヤ、三男ヤハジエル、四男エカムアムがいた。
 ウジエル家には長男ミカ、次男イシヤがいた。

 ○メラリの組;メラリの子マフリとムシ。
 マフリ家には長男エルアザル、次男キシュがいた。エルアザルには息子がなく、娘たちがいた。父の弟キシュの子らが彼女たちを娶った。
 ムシ家には長男マフリ、次男エデル、三男エレモトがいた。
 「以上がその家系によるレビの子ら、すなわち一人一人名を挙げて数えられ、登録された家系の長で、主の神殿の奉仕を職務とする二十歳以上の者であった。」(代上23:24)

 「ダビデは言った。『イスラエルの神、主はその民にやすらぎを与え、とこしえにエルサレムにお住まいになる。レビ人はもはや幕屋とその奉仕に用いるすべての祭具を担ぐ必要がない。』
 これがダビデの最後の言葉によって数え上げられた二十歳以上のレビ人であり、彼らはアロンの子らの傍らで主の神殿の奉仕に就き、庭のこと、祭司室のこと、すべての聖なる物を清めることの責任を負うこととなった。彼らは神殿の奉仕に従事し、供え物のパン、穀物の献げ物用の小麦粉、酵母を入れない薄焼きパン、鉄板、混ぜ合わせた小麦粉、すべての量と大きさについても責任を負うこととなった。
 更に彼らは、毎朝主に感謝し、賛美し、夕べにも同様に行うこと、また安息日、新月祭、および祝祭日には、定められた数を守って常に主の御前にささげる、主への焼き尽くす献げ物すべてについても責任を負った。
 彼らは、主の神殿の奉仕に際して、臨在の幕屋の務めと聖所の務めと彼らの兄弟アロンの子らの務めを果たした。」(代上23:25-32)

 「彼ら」とはいうまでもなくゲルション、ケハト、メラリのグループに分けられたレビ人を指しますが、それぞれの役目(務め)については、並行箇所たる民3:21-4:33をもご参照いただければと思います。
 また、レビ人の系譜はこの歴代誌にもありました。代上5:27-6:15がそうであります。
 少々長くなったことを心苦しく思いますが、レビ人の存在とレビ人の仕事がイスラエルという共同体の精神的支柱になっている点を、改めて認識していただきたく、斯く相成りました。
 大切なのは、丁寧に、根気よく読み解いてゆく、ということです。



 今宵聞く、J.D.サリンジャー逝去の報。享年91。
 さしたる影響は受けなかったが、読むたびに感銘を新たにした小説の作者がいなくなってしまった。哀しいです。『ライ麦畑でつかまえて』と『ナイン・ストーリ-ズ』を読んで、ご冥福を祈ろう。
 『罪と罰』は下巻に突入しています。スヴィドリガイロフ氏の登場とピョートル・ペドローヴィチの激昂でますます面白くなってきた!◆

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