第0501日目 〈歴代誌下第5章2/2:〈契約の箱の安置とソロモンの祈り〉1/3〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第5章2/2です。
 並行箇所は王上8:1-11〈契約の箱の安置とソロモンの祈り〉。

 代下5:2-14〈契約の箱の安置とソロモンの祈り〉1/3
 イスラエルの、すべての長老たちと12部族の長、諸家系の首長がエルサレムへ召集された。王都の南東、“ダビデの町”シオンから建築の終わった主のための神殿へ、契約の箱を移すためである。それは、第7の月の祭りの日に行われた。
 契約の箱はレビ人が担いで、神殿の最奥の内陣、すなわち至聖所のケルビムの翼の下に安置された。またそのとき、臨在の幕屋も、幕屋にあったあらゆる祭具も運ばれた。安置された契約の箱の前で、ソロモン王はイスラエルの全共同体と共に、数えきれぬ数の牛や羊のいけにえをささげた。
 また、契約の箱のなかには一対の割れた石版、すなわち出エジプト後、ホレブ(シナイ山)にて主がモーセに与え、その後に故あって彼が割った十戒を刻んだ石版のみが納められていた。
 ところで聖所の外では、あらかじめ選ばれていたレビ人の詠唱者たち(ex;代上25。アサフ、ヘマン、エドトンとその子ら、その兄弟たち)がシンバル、竪琴、琴を持ち、120人のラッパ隊と一緒に控えていた。
 祭司たちが出て来ると、詠唱者とラッパ隊は調べを合わせて、「主は恵み深く、その慈しみはとこしえに」(代下5:13)と讃美し、ほめたたえた。
 すると、そのとき、「雲が神殿、主の神殿に満ちた。その雲のために祭司たちは奉仕を続けることができなかった。主の栄光が神殿に満ちたからである。」(代下5:13-14)

 かつて見たレビ人の詠唱者やラッパ隊が、ようやく本章で活躍の舞台を得ました。ここに至り、歴代誌上のあちこちで、なぜ延々と人名が列記され、役割がしつこいぐらいに記載されてきたのか、朧ろ気ながら合点が行く思いです。
 すべては神殿が落成し、その暁に成されるであろうはずだった奉仕のために用意されてきたことだったのです。つまり、代下に入ってやっと、それまで<点>の状態で散らばっていた事柄が<線>で結ばれ始めたわけであります。
 退屈な思いを抱きつつ読み進めてきたことが報われた、そんな気分でさえありましょうか。



 「差別や憎しみは人を苦しめるだけだ」;ホレイショ・ケイン 『CSI:マイアミ』S4#90「実験殺人」◆

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