第0500日目 〈歴代誌下第4章&第5章1/2:〈神殿の建築〉4/5&5/5withブログ500日目を迎えて。〉 [歴代誌・下]

 歴代誌下第4章と第5章1/2です。
 並行箇所は王上7:23-48〈神殿の備品の製作〉。但し同7:27-37(青銅製の台車10台の製作)を省く。

 代下4:1-22〈神殿の建築〉4/5
 神殿に置かれる様々な、あらゆる祭具が、ソロモン王とティルス人フラムによって造られた。列記すれば、以下の通りである。
 ○ソロモン王が造った祭具、
 ・青銅製の祭壇;長さと幅は各20アンマ、高さは10アンマ。
 ・鋳物の「海」(※1)
 ・清めのための洗盤、10個。
 ・金の燭台、10個。
 ・聖卓、10個。
 ・金の水盤、100個。
 ・青銅で覆われた、祭司の庭と大庭(※2)、庭の扉。
 ○ティルス人フラムが造った祭具、
 ・二本の柱。
 ・柱頭の玉、2つ。
 ・柱頭の玉を覆う格子模様の浮き彫り、2つ。
 ・格子模様の浮き彫り2つに付けるざくろの実、400粒。
 ・台車。
 ・鋳物の「海」とそれを支える12の牛の像。(※1参照)
 ・壺。
 ・十能。
 ・水盤。
 ・肉刺。
 「職人の頭フラムはソロモン王のため、すなわち主の神殿のために、求めに応じてこのすべての祭具を作った。これらは青銅製で、美しく仕上げられていた。」(代下4:16) なお、用いられている青銅の量はとーっても多くて、重さを量るなんざ出来ぬ相談であった。
 これらの祭具はヨルダンの低地、スコト(※3)とツェレダ(※4)の間の、粘土の豊かな場所で鋳造された。
 ソロモン王は他に、━━
 ・金の祭壇。
 ・供え物のパンを置く聖卓。
 ・純金の燭台と灯し火皿。
 ・最上の金で作られた花(造花)。
 ・灯し火皿。
 ・火箸
 ・純金の芯切りバサミ、鉢、柄杓、火皿。
 ・金で覆われた、神殿の入り口、至聖所に入るための奥の扉と外陣に入るための神殿の扉。
━━を造った。
 これらはすべて、━━ティルス人フラムとソロモン王の造ったこれらすべての祭具は、主のための神殿に運ばれるためのものであった。

 代下5:1〈神殿の建築〉5/5
 「ソロモン王は、主の神殿のために行われてきた仕事がすべて完了すると、父ダビデが聖別した物、銀、金、その他あらゆる祭具を運び入れ、神殿の宝物庫に納めた。」(代下5:1)

 ※1「鋳物の『海』」→「祭司が身を清めるために用いられた」(代下4:6)、円形をした青銅製の水槽で、大きさは直系10アンマ、厚さ1トファ、高さ5アンマ。一周は30アンマである。縁には百合の花が形取られ、容量は3,000バトあった。神殿の右側、南東の方向に安置された。
 フラムの製作物の項にある「海」を支える12頭の牛の像は、3頭ずつ東西南北に頭(こうべ)を向けていた。
 ※2「祭司の庭と大庭」→前者は祭司のみが入ることを許された中庭、後者はイスラエル人なら誰しも入ることが出来た庭。
 ※3「スコト」→ヨルダン川東岸ガト領内、ヤボク川下流域の町。ヨルダン川と合流する場所から北北東へ約12キロの位置にあった。今日のデイル・アラ。「遺跡からは青銅溶解用の炉址が見つかっている」(岩波版註釈より 諸書「歴代誌下」P915)
 ※4「ツェレダ」→スコト同様ヨルダン川東岸ガト領内、ヤボク川下流域の町。今日のテル・ウム・ハマド。



 当ブログも500日目を迎えました。ここまで辿り着くと、やはり感慨深いものがあります。いろいろあったなぁ……いや、そうでもなかったかもしれない。まぁ、いい。
 2008年09月09日から読み始めた聖書、旧約聖書はようやっと中盤にさしかかろうとしており、今年はまさしくその最高峰の踏破に挑む年となります。すなわち、歴代誌を終えたら、ヨブ記と詩編が控えている、ということであります。
 しかし、道はまだ遥かに長く、終わりの瞬間は未だ視野に納めること適わずにいる。どこまでも、歩き続けなくてはならない。だが、幸いなことに、いつまでも、ではない。◆

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