第0567日目 〈ネヘミヤ記第2章:〈ネヘミヤのエルサレム旅行〉〉 [ネヘミヤ記]

 ネヘミヤ記第2章です。

 ネヘ2:1-20〈ネヘミヤのエルサレム旅行〉
 アルタクセルクセス王の治世第20年のニサンの月、ぶどう酒をさし上げていたわたしの顔色が悪いのに気附いて、王が気遣いの言葉をかけてくださった。わたしは恐縮しつつ、エルサレムの現状を申し上げた。
 「わたしをユダに、先祖の墓のある町にお遣わしください。町を再建したいのでございます。」(ネヘ2:5)
 王と王妃が様々にお心を砕いてくださったので、わたしは県境の関所を自由に通過できる王の書状を携え、首都スサを発ってユーフラテス西方地域を横断し、ユダのエルサレムに帰った。その道程の途上、「ホロニ人サンバラトとアンモン人の僕トビヤは、イスラエルの人々のためになることをしようとする人が遣わされてきたと聞いて、非常に機嫌を損ねた。」(ネヘ2:10)
 ━━エルサレムへ到着して3日間を過ごしたあと、我々は夜陰に紛れて町の城壁と城門を調査した。以前スサで同胞から聞いていたとおりだった。わたしがここへ来た理由はそのとき、まだ誰も知らなかった。
 やがてわたしは、人々にいった、「御覧のとおり、わたしたちは不幸の中であえいでいる。エルサレムは荒廃し、城門は焼け落ちたままだ。エルサレムの城壁を建て直そうではないか。そうすれば、もう恥ずかしいことはない。」(ネヘ2:17)人々は、神がわたしにいってくれた言葉を聞くと奮い立ち、この良い企てに応じた。
 これを、ホロニ人サンバラトとアンモン人の僕トビヤ、そしてアラブ人ゲシェムが嘲った、王に反逆する心算なのか、と。
 否、とわたしはいって、彼らに告げた、━━
 「あなたたちには、エルサレムの中に領分もなければ、それに対する権利も記録もない。」(ネヘ2:20)

 ホロニ人サンバラトはサマリア州の長官、アンモン人(の僕)トビヤはアンモン州の長官。アラブ人ゲシェムはユダ南方で勢力を持った者であった。この3人はこの時代に権勢を握っていたことから、旧約聖書続編などでも名が見られる由。



 映画『シャッター・アイランド』(吹)を観てきました。拙い感想は、『のだめ』同様に「ネヘミヤ記」もしくは「エステル記」が終わったあと、ここでひっそりお目にかけたいと思います。
 来週は、『ソラニン』を観に行きます。いや、最終週なのでね。◆

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