第0814日目 〈詩編第112篇:〈ハレルヤ。〉&『ハッピー・アニバーサリー・チャーリー・ブラウン』〉 [詩編]

 詩編第112篇です。

 詩112:1-10〈ハレルヤ。〉
 題詞は「(アルファベットによる詩)」

 神と、神を畏れその戒めを深く愛する人の間に結ばれた絆について語る。
 前詩と同じく一本調子な点が目につくが、<信じる>ことの正しさを唱えるには却ってシンプルなスタイルの方が相応しいのかもしれない。朝な夕な読んでいて、じん、とちょっぴり胸をあたたかくさせられた詩であった。
 これ以上の妄言は慎み、詩112を静かに味わおう。

 「まっすぐな人には闇の中にも光が昇る/憐れみに富み、情け深く、正しい光が。」(詩112:4)

 「彼は悪評を立てられても恐れない。/その心は、固く主に信頼している。」(詩112:7)



 以前、ジャズ再入門のエッセイをお披露目しましたが、御茶ノ水の学校に通っていた当時、秋葉原の大型電気店で買った初めてのジャズのオムニバス・アルバムに触れて、「あ、ジャズって良いな」と感じるようになり、それ以後、神保町の中古レコード店でジャズの中古LPを、安い価格で見附けてきては一枚一枚針を落としてゆくようになったのでした。
 初めて買ったジャズのCDは『ハッピー・アニバーサリー・チャーリー・ブラウン』(VDPY-28508)、原作コミックの連載40周年を記念したオムニバス・アルバムです。本当に、摩りきれるまで聴き耽りました。原作コミックが昔から好きだったことから興味本位で手を出したのですが、クラシックともロックとも違う大人の魅力、心地よさが、そこにはあった。20代初めの男の子の心を鷲摑みするにじゅうぶんなパンチが詰まった一枚でした。
 収録曲はいずれも(タイトルからお察しできるように)アニメ版『ピーナツ』で使用された楽曲を現役アーティストが録音した豪華な一枚。リー・リトナー(g)とドン・グルーシン(kb)による「レッド・バロン」、デイヴ・ブルーベック(p)とボブ・ミリテロ(fl)による「ベンジャミン」にまずは心捕らわれたが、それ以上に惹かれたのはブルースの大御所、B.B.キングが歌う「ジョー・クール」、パティ・オースティンが歌う「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」であった。ジャズ・ヴォーカルが好きになって今日に至るまで不即不離で聴き続けてこられているのは、この一枚と幸福な出会いをしたからかもしれない。
 ジャズのCDもちょっとずつ増えてきたけれど、原点中の原点というべきはこの一枚。いろいろ聴いて、その都度、「ワオ!」なんて叫んでみても、慣れ親しんだ港へ帰りたいな、と思うたときはこのアルバムの出番である。「ただいま」、「お帰り」なんて挨拶したあとは、くたっ、としてひたすら心地よい時間の流れに身も心も任せるのだ。これって、なかなかよいことじゃない?◆

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