第1211日目 〈エゼキエル書第4章:〈エルサレム包囲のしるし〉1/2withポッドキャストで「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」を聞いています。〉 [エゼキエル書]

 エゼキエル書第4章です。

 エゼ4:1-17〈エルサレム包囲のしるし〉1/2
 (続けて、主)
 エゼキエルよ、目の前にあるレンガを一つ置き、それにエルサレムの名を刻め。そのレンガを都と定め、バビロニア軍の陣営、堡塁、破城槌に見立てた石を、周囲に巡らせよ。そうしてエルサレムとあなたの間に鉄板を立てて鉄の壁とし、あなたはそれから目を背けてはならない。あなたが都を包囲するのだ、これはイスラエルの家への見せしめである。
 イスラエルの家がわたしに背いた年数を日数へ置き換える。するとそれは390日となる。あなたは左脇を下にして、イスラエルの罪を背負わねばならない。390日、あなたは左脇を下にして過ごすのだ。そのあと、今度は右脇を下にして、ユダの家の罪を背負わなければならない。右脇を下にして過ごさねばならぬ日数は、40日である。
 「わたしがあなたに縄をかけるので、あなたはその包囲の日が終わるまで、一方の脇から他の脇へと寝返りを打つことができなくなる。」(エゼ4:8)
 あなたはそうして横たわっている390日間、小麦と大麦、空豆、ひら豆、きび、裸麦を捏ねて作ったパンを食べる。捏ねたパンは人糞の上で焼かなくてはならない。あなたはこのパンを食べる。イスラエルの家の人々は離散して辿り着いた先の国々で、このように汚れたパンを食べることになる。あなたが飲める水の量はほんのわずか。しかも、好きなときに好きな量だけ飲めるわけではない。
 エゼキエルよ、あなたはいま、これまで自分の身を汚したことがなく、いけにえの期間を過ぎた献げ物は口にしたことがない、といった。わかった、パンは人糞ではなく、牛糞の上で焼くがよい。
 エルサレムの人々はこれより後、目方を量ったパン、升で量った水を口にすることになる。いずれも量はほんのわずかだ。かれらは疑心暗鬼に陥り、痩せ衰え、恐怖に取り憑かれる。

 エゼキエルがその名に於いてエルサレムを包囲し、イスラエルとユダの家の罪を背負って、酷な罪の責めを負うことになる章です。続く章で主はエルサレム住民を見舞う災いを提示し、そうしてエルサレムの崩壊/陥落の様子を仄めかします。
 このあたりを読んでいると、慈悲と情愛の心深さと残忍非道をなんの矛盾もなく併せ持つ、厳格なる正義の執行者としてのなる旧約聖書の神の御業をつくづく思い知り、また、かつても申し上げた、旧約聖書とはSM小説のことか、と、あらためて想起して嘆息せざるを得ないのであります。



 最近特によく聴いているポッドキャストが「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」だ。これを、たとえば仕事帰りのスタバで、聖書のノートが終わったあとなどに聞いている。
 経済関連のニュースに関心は抱いていても、自身に関わるところだけ、しかも浅くしか理解していないわたくしのようなものでも聞いていて飽きることがなく、いまでは休みの日に新しいものや以前放送された興味のあるものを何回分かDL、iPodに同期させては次の一週間で時間を作って聞くのが、一つの楽しみになっている。
 一例;白川日銀総裁の後継人事にまつわるニュースがある。件の番組では過去にも何度か、日経ヴェリタス編集部員を招いて日銀関連の回を放送してきたそうだ。やや古いものから新しい回、第187回まで一渡り聞いてみて、正直なところ、これまでよくわかっていなかった日銀とその総裁の役割、日銀新総裁の選出がどれだけ経済政策に深くかかわってくるか、など、この番組を購読したことで初めてきちんと理解できたように思うている。
 新聞や書物だけではなかなか理解することのできなかった問題が、耳から入ってくる大江麻理子テレビ東京アナウンサーと日経ヴェリタス編集部員のわかりやすい、ポイントを的確に示したトークのお陰で、以前は小首を傾げてばかりだった、暗がりのなかに隠れて輪郭もはっきりしなかった問題について首肯できたよ。
 テレヴィや新聞の報道番組だけではどうしてもわからないところが出て来る。それを補う役目としてポッドキャストってなかなか有益なツールだな、と、遅ればせながら実感して、ますますこれに依存してゆきそうな感を抱いているさんさんかが、本日もお届けいたしました。◆

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