第1439日目 〈創世記第30章2/3:〈ラバンとの駆け引き〉withポメラ購入を迷っています。〉 [創世記]

 創世記第30章2/3です。

 創30:25-36〈ラバンとの駆け引き〉
 12番目の子ヨセフを授かった頃だ、ヤコブはラバンにいった。そろそろ妻と子を連れて父のいる故郷へ戻ろうと思います。これまでにわたしがあなたにどれだけ尽くしてきたか、よくご存知でしょう。だからその働きに免じて、そろそろお暇をいただけませんか。
 伯父はかれを宥めて、もっといてもらうわけにはいかないだろうか、と尋ねた。占いによればお前のお陰でわたしは主から祝福を授かっているそうなのだ、と弁を弄し。続けていうには、かならず支払うからお前の望む報酬をいってみなさい、と。
 が、ヤコブは首を縦に振らなかった。わたしがどれだけあなたに尽くしてきたか、よく考えてください。わたしが来る前と来たあとでは、家畜の数は増えました。そう、確かにわたしが来てからというもの、あなたは主に祝福されているかもしれない。しかしわたしはどうでしょう、故郷へ帰って父イサクに嫁と孫の顔を見せることも、そこで自分の家を持つことも許されないのですか。
 甥の希望を無視して重ねてハランに留まるよう説くラバンに、ヤコブはとうとう諾の返事をした。が、或る条件を呑んでくれるなら、との提案附きで。曰く、――
 ただこういう条件ならもう一度あなたの群れを飼い、世話をしましょう。「今日、わたしはあなたの群れを全部見回って、その中から、ぶちとまだらの羊をすべてと羊の中で黒みがかったものをすべて、それからまだらとぶちの山羊を取り出しておきますから、それをわたしの報酬にしてください。明日、あなたが来てからわたしの報酬をよく調べれば、わたしの正しいことは証明されるでしょう。山羊の中にぶちとまだらでないものや、羊の中に黒みがかっていないものがあったら、わたしが盗んだものと見なして結構です。」(創30:32-34)
 ――ラバンは諾った。が、ラバンはその日のうちにヤコブが自分の報酬として求めた外見の羊や山羊を選び出して、自分の息子たちの手に渡して管理、飼育させた。その群れと、ヤコブが飼うラバンの残りの群れとの間には、歩いて3日かかるだけの隔たりがあった。

 第35節に「縞とぶちの羊」とあるのは変だ。70人訳ではヤコブの提案/条件に文意を合わせるためか、「まだら」と読み替えているそうです。
 甥を手許から放すのが勿体なくなったラバンは、ヤコブの条件に気附かぬふりをしながら、かれを出し抜くことに成功しました。そこまでして手許に留め置きたく思うたのは、自分の娘たちやその子供たちと離れるのが心情的に嫌だったからなのか、それともヤコブが牧者として有能であることの証しと考えるべきなのか。
 いずれにしてもラバンはヤコブを手許に置くためならば、なりふり構わぬ手段に訴え、それはひとまず成功したのでありました。 
――中途半端な理解のまま第一稿を著した〈ラバンとの駆け引き〉を、インターネット不通の間に何度か読み直し、今日ようやく、ああそういうことか、と納得して仕事帰りにスタバ以外のカフェっぽいところで書き改めておりました。前のものよりは多少なりとも良くなった、と(珍しく)自負していることであります。



 みくらさんさんか、ただいまポメラ(DM100)の購入を検討中。ヨドバシカメラで新しいカバンを物色したあと、ふらふらフロアをうろついていたら、新しいモデルが登場していることを知って、いろいろ操作してみたりしていたのね。
 ところがこれが思っていた以上に使い易い。キータッチも軽快で案外と指に馴染む。ディスプレイは5.7インチと少々小振りだがそれ程見ずらくはない。おまけに搭載日本語入力システムがATOKだから、一太郎ユーザーのわたくしには願ったり叶ったりなマシン(?)なわけだ。
 これを買ったら外出用にノートPCなんて要らないんじゃないか、と思うぐらい、外での執筆にはこれがあれば事足りそうな気がしている。うーん、悩ましいな。◆

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