第1875日目 〈マタイによる福音書第28章:〈復活する〉、〈番兵、報告する〉&〈弟子たちを派遣する〉withニャーKB with ツチノコパンダ購入とマタイ伝読了の挨拶〉 [マタイによる福音書]

 マタイによる福音書第28章です。

 マタ28:1-10〈復活する〉
 イエスが安息日の準備の日に処刑された。それはニサンの月の14日、過越祭の前日でもあった。その特別な安息日が終わった週の初めの日の暁方、イエスの墓をマグダラのマリアともう1人のマリアが見に行った。というのも、まだイエスの遺体に香油を塗っていないからである。彼女たちが行くと、そこには総督ピラトの指図でファリサイ派他の人たちが遣わした番兵もいた。
 すると、大きな地震が起こり、主の天使が現れた。天使はイエスの墓の入り口を塞いでいた石をどかすとその上に坐り、マリアたちにいった。ごらん、あの人はもうここにはいない。自分で語っていたように、死者たちのなかから復活したのだ。あの人の弟子たちにいいなさい、かつてかれらに語ったようにあの人はもうガリラヤへ行っている。
 マリアたちはそうした。番兵たちは祭司長たちへ報告に行った。
 弟子たちのところへ向かうマグダラのマリアたちの前にイエスが現れた。おはよう。そうイエスはいった。わたしが復活してここにいることを恐れてはならない。わたしの弟子たちにガリラヤへ行くよう伝えなさい。わたしはかの地でかれらと会う。

 マタ28:11-15〈番兵、報告する〉
 番兵たちは祭司長たちの許へ戻って、主の天使によって墓の入り口を塞いでいた石が取り除かれ、イエスの遺体が消えていることを報告した。
 長老たちと相談した祭司長たちはその番兵たちへ多額のお金を渡して、夜のうちにあの男の弟子たちが来てこっそり師の遺体を持ち出したのだ、と偽証するよう言い含めた。総督がこのことを聞いても自分たちが上手く説得するから、おまえたちは安心しておけ。番兵たちはそうした。
 「この話は、今日に至るまでユダヤ人の間に広まっている。」(マタ28:15)

 マタ28:16-20〈弟子たちを派遣する〉
 イスカリオテのユダが自殺したので11人になった弟子たちは、めいめいガリラヤ地方へ赴き、イエスから指示されていた山へ登った。そうして、イエスはかれらの前に姿を現した。歓喜する者もいた。疑う者もいた。
 そんなかれらにイエスは近附いて、いった。曰く、──
 「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタ28:18-20)

 このようにして「マタイによる福音書」は幕を閉じる。正直なところを告白すれば、想定外の内的衝撃を喰らったことである。
 イエスの復活した曜日について、備忘したくちょっと一言しておきたい。
 当初、イエスの殺害は迫る過越祭を避けて行われることになっていた(マタ26:5)。が、ユダの裏切りによって計画は変更、祭りを祝うためエルサレムへ上ってきている、イエスを信じるユダヤ人への見せしめとして、敢えて過越祭の日をイエス処刑の日とする(マタ26:14-15、47-50、
)。
 その過越祭はニサンの月の14日に催される。週第7日目の安息日と重なり、土曜日の行事となった。
 安息日には一切の労働が禁じられているため、その日の準備は前日に行われなければならない(イエスの時代、安息日の規定が細々あったそうだが、それについてはここでは触れぬ)。それゆえに準備の日は金曜日となる。イエスはその安息日の準備の日にゴルゴタの丘で死亡した。それはニサンの月の13日、金曜日であった。13日の金曜日の由縁である。
 かねてよりイエスは、死の日から3日後(その日から数えて3日目)に復活すると予告していた(マタ16:21他)。そうして、「安息日が終わって、週の初めの日の明け方」(マタ28:1)に天使が現れ、マグダラのマリアたちにイエスの復活を知らせる。
 処刑は金曜日。それから3日目は何曜日か。──と、その前に確認だが、「何日目」、「何日後」はその日を含むか否か。わたくしもときどき混乱するのでいちおう調べてみた。「何日目」、「何日後」は起算日を含む。
 この場合でいえば、処刑された金曜日から数えて3日目となるので、復活は日曜日である。処刑の日は含まないよな、と考えながら読んでいたので、処刑から3日後の復活であればそれは月曜日の話になっちゃうじゃん、日曜日の復活にこだわって逆算すれば処刑は木曜日になるしなぁ、と混乱したのは内緒だが、真相は斯くの如し。なべて世はこともなし。



 iTunesでニャーKB with ツチノコパンダ歌う「アイドルはウーニャニャの件」をDL購入したみくらさんさんかです。どうやら「マタイによる福音書」が終わって気がゆるみ、ジバニャンのようにちょっとした衝撃で「ニャー〜ッケー〜ッビー〜ッ!!」と(心のなかで)叫んでしまったのが、わたくしをしてこのような異事へ向けたらしい。
 それはともかく。
  本日を以て「マタイによる福音書」読了。新約聖書の読書はまだ端緒に付いたばかりですが、なによりもまず始めること。考えていたり足を踏み出さない限り、前には決して進まないのだ。
 阪神淡路大震災20年に寄せた原稿が入って1日遅れたけれど、弛緩することなく最初の福音書が読み終わったことを喜びたい。なによりも読者諸兄があったればこその実現。サンキー・サイ。
 次の「マルコによる福音書」の読書とブログは来週末あたりから始めることを予定しています。その時からまた宜しくご愛読願えれば幸甚であります。◆

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