第2566日目 〈小説完結のお知らせと、これからの本ブログのこと。〉 [日々の思い・独り言]

 2017(平成29)年04月06日を以て、昨年10月02日からこっそり更新を続けてきた小説『ザ・ライジング』完結と相成りました。ここに謹んで昨日まで忍耐強くお読みいただいた読者諸兄に感謝の意を表したく存じます。
 顧みれば2003年1月10日に筆を起こし、途中人生を揺るがすようなアクシデントがあったけれどなんとか気持ちを奮い立たせ、同年12月末日に第一稿の筆を擱いたのでした。その数日後、舞台となった静岡県沼津市を訪れ、ぼんやりと日暮れの駿河湾を眺めて過ごしたものでした──そこには子供の頃の思い出がいっぱい詰まっている……。
 こうして電脳空間にて不特定多数の目に触れる形で公にしたことは、本作が孕む大小様々の瑕疵を、作者のわたくしへ突き付けることにもなりました。でもこれはとっても貴重な経験で、読者の顔が見えるSNSではどうしても馴れ合いになってしまい、こちらとしてもどこかに甘えた気持ちを抱いてしまっていたことでしょう。目に付いた部分は手入れして風通しを良くしたり、加除訂正を加えたりしていましたが、それらはあくまで小さな箇所に対しての手入れでしかなかったので、今後折を見附けては全体を見渡した更なる改訂作業に入りたく思います。
 半年にわたるご支持ご愛顧ご愛読に、改めて御礼申しあげます。どうもありがとうございました。
 実は本作には既に形になった番外編ともいうべき短編が存在します。こちらも少し時間が経ったら同じようにお披露目できたらいいな、と考えております。



 ──さて。聖書という本ブログ最大の<レーゾン・デートル>を失ったあとの喪失を埋める意味もあって、昨秋から『ザ・ライジング』をお披露目してきたわけですが、お察しのようにさっそくわたくしは今後のことに頭を悩ませております。
 <死海写本>や<グノーシス主義>、或いは聖書やキリスト教に関するエッセイも書きたいという希望はあってもなかなかそちらへ意欲が駆り立てられることが(残念ながら)なく、同様に「マカバイ記・一」と「エズラ記(ラテン語)」の再読書とそれに伴うノートの執筆・お披露目も叶うことがなく……。
 現在は書評というのもおこがましい読書感想文を清書して、ここで発表してゆくことで延命することをかなり真剣に検討しております。モレスキンのノートを開けば、推理小説に偏るけれどそれぞれの作品について書いた文章が、定稿未定稿の別なく眠っている。これらを一つ一つ取り挙げて手を施してあげれば、それなりに読めたものとなるように思うておる次第であります。
 更新頻度については、たぶん落ちるでしょう。わたくしを取り巻く現状/環境が毎日定時更新を難しくしております。ゆえ、『ザ・ライジング』完結後はしばらくの間、週に1回の更新となってしまうことをあらかじめここで申しあげておきたく思います。
 愛ある読者諸兄よ、今後ともどうぞ宜しくご支援ご愛顧ご愛読の程、お願いいたします。

 「互いに相手を受け入れなさい。」(ロマ15:7)◆

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