第2974日目 〈日本史の本が書きたいなぁ。〉 [日々の思い・独り言]

 歴史絡みの話題が続いてそろそろ飽きてきている読者諸兄もおられることと思う。わたくしも正直、そろそろ一旦離れた方が良いのではないか、と思うている。
 ならばどうして懲りずに書き続けるのか、と訊かれたら、「言わずにはおれんからですよ」ではなく「書くネタはあるけれど時間が限られたなかで第一稿を書きあげられる自信がないからですよ」と極めて内輪な本音を伝えよう。
 のっけからのそんな冗談はさておき、前々から日本史に関することでわたくしは書きたいことがあった。日本史の特定の話題に関することではなく、どちらかといえば未来の展望に含まれることだけれど……。
 有り体にいえば、わたくしは日本史の本を書きたいのだ(タイトルは疾うに決まっている)。かつて構想して全体の半分ぐらいまで書いたところで棚上げとなった20世紀音楽史の本と、まるで同じ構造を持つ日本史の本。企画を思いついたのは日本史の方が先で、学生時代に遡る。大学生協で勤労学生やっていた頃です。
 編年体であるのは勿論だが、単純に古代から現代までの歴史を綴るのではなく(これをやって教科書の右に出るものはない)、それぞれの時代の歴史小説を取り挙げながらかの時代の歴史を述べてゆくのだ。
 ゆえにここで取り挙げる小説は、歴史上の事実を扱った小説でなくてはならなかった。殆ど情報のないなかでこうした小説を集めてゆくのは骨の折れることであった。自宅が火事になってそうして集めた小説を処分せざるを得なくなるまでの約6年間に手許に集まった小説は、それでも50作を超えた……そうして時代的にも古代から幕末に至るまで揃いつつあった。
 いまでもふと、この本を書こうと企むことあるけれど、もはや資料となる歴史小説が自由に取り出せる体力的・空間的余裕に貧しいとなれば、重い腰はあがりそうにない。ならば次の次代を担う人たちに託すとするか、資料と一緒に。
 ……ええ、勿論この本では、嫌いなシバリョウも取り挙げますよ。仕方ないじゃん。ぷん。◆

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