第3006日目 〈因果応報に搦め捕られて死地へ赴く人。〉 [日々の思い・独り言]

 人を呪わば穴二つ、といいます。誰かを恨み誰かを陥れたら、その報いはかならず自分に跳ね返ってくるよ、という意味です。呪いの藁人形を打ちつけている光景を見た者には不幸が降りかかるというのも「人を呪わば」の類というなら、これ程傍迷惑な言葉もないけれどね。
 これは迷信ではない。誰かの足を引っ張れば引っ張った人もかならず同じ目に遭い、誰かの不幸を笑った人はかならず自分も笑われるようになり、つまらぬ義侠心から誰かの庇護を買って出た者はかならず法と力に足許掬われその後の人生を歪めて生きることになり、姦淫・泥棒・殺人、犯した人はかならず自分もその報いを受けるのです。政治家を見よ、芸能人を見よ、醜き魂の<社会人>を見よ。三面記事に載る事件の発端から本当の結末まで追いかければ、そこにも人を呪わば穴二つの構図は見え隠れしている。
 とはいえ、それを理解していながらも、誰かに不幸をもたらす行為を決行せざるを得ない人がいる。それが自分の未来に損益しか与えられないと承知していても、一歩を踏み出すことを躊躇の末に決断する人がいる。それは一種の戦争行為である。
 「人を呪わば穴二つ、またの名を因果応報。それをよくわかっていながらも再び、殺るか殺られるかの場に自分を置かざるを得ない。おそらく殺られて葬られるのだろう。が、殺られても独りで倒れるのは御免だ。戦争を仕掛けた側がのうのうと生き残るなんて、救い難く信じ難い未来だ。肉を斬らせて骨を断つのが理想。相手も同じだろう。いわゆる刺し違えですな。いずれにせよ、もう行き着くところまでいくしかない争いだ。戦犯の汚名を着せられても汚名を雪ぐ機会を、辛抱強く待ちますよ。復権の時が来たらばいっきに巻き返して急所に匕首突きつけますので、<裏ボス>よ、そのときはどうぞ宜しく」とのこと。
 メッセージは確かにお届けしました。イラクで結ばれた同盟は永遠にわれらを結びつけると信じます。◆

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