第3005日目 〈いったいなんだ、「民主主義」って鵺みたいな奴は?〉 [日々の思い・独り言]

 渡部昇一『日本史から見た日本人・鎌倉編 「日本型」行動原理の確立』(祥伝社 1989/05)を読了、これからいよいよ「現代史を洞察した〝衝撃の書〟とも言うべき」『日本史から見た日本人・昭和編 「立憲君主国」の崩壊と繁栄の謎』(同 1989/05)を繙いてゆくことになるのだが、それに先立ってフト、民主主義について勉強してみたくなった。
 中学高校の社会科の授業、〈公民〉でそれについて教えられたはずだが、ではそれは何ぞや、と問われると答えに窮して然るべき回答が思い浮かばないのが本音である。戦後しばらく経った頃から幾度となく、「民主主義の危機」が識者の間から叫ばれたのは知識として知っている。それは朧ろ気な記憶をたぐり寄せ、戦後史の本や映像で補強してゆくと、政治がなにかしらの形で行き詰まりを見せたときに決まって聞こえてくる怨嗟の声に聞こえてくる。
 書店の棚を眺めているうち「民主主義とは?」を問う基本的な、或いはもうちょっと踏みこんだ内容の本を見附けたこともあり、それらを吟味の上買いこんで机の上に積みあげたところだ。手許に置いておきたい基本書はあと3冊ばかしあるけれど、それは既にネット書店に注文済みで明日到着予定ということだから、1冊目を読み終える時分には届いてあとは読書に集中すれば良いだけ、という算段になるね。
 偶発的ながら機会のもたらされた今回、改めて、いまわれらが当たり前の享受しているけれど実は本来の有り様から変質しているてふ日本型民主主義について、勉強してみたい。
 とりあえず今日、JR桜木町駅改札前の小さな書店で40分ばかし店内をうろうろしていて、レジへ運んだのはこんな顔触れの書籍である。曰く、──
 文部省著/西田亮介編『民主主義』 幻冬舎新書 2016/01
 池上彰『これが「日本の民主主義」!』集英社文庫 2021/01
 池上彰/佐藤優『ニッポン 未完の民主主義』中公新書ラクレ 2021/02
 『会社四季報 2021年2集 春』東洋経済 2021/04
──である。
 池上さんの本が多いのは、んんん、社会の出来事について学ぶとき、いちばんわかりやすく対象の基礎知識を授けてくれ、<考える視点>を常に供してくれるのが池上さんの著書だからに他ならない。別に他意はありません。
 うぅん、なんなんでしょうね、この民主主義とかいう鵺みたいな奴は? 大学時代のテキストも引っ張り出して、しばらくは『日本史から見た日本人・昭和編』の読書と並行してこの民主主義についてもちゃんと勉強し直そう、っと。◆

邪淫の妄執、そこから先は修羅の道。覚悟を。未来は幸福と愛情と焦燥と恐怖に充ちている。

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