第3159日目 〈懐かしいアメリカのドラマ;『ミステリー・ゾーン』を観ています。〉 [日々の思い・独り言]

 もう放送は終了し、リピート放送の予定もない様子だが、今年2021年1月から4月までの間、懐かしいアメリカのドラマが全シーズン、全話放送された。ドラマのタイトルは、『ミステリー・ゾーン』、放送局はCSのチャンネルで<スーパー! ドラマTV>である。
 かつて1980年代中葉、──86年か87年あたりと思うが、地上波が深夜時間帯の試験放送を開始し、各局がこぞってその時間帯の開拓に乗り出したはいいものの、おいそれと番組が揃うはずもなく、一部テレビ局ではむかし自局にて放送してテープが残っている作品を送り届けるという苦肉の策、否、快挙に出た。
 その際、これもたしか、という留保附きでいうがTBSが放送した海外ドラマが、上述した『ミステリー・ゾーン』だったのだ。半年か1年ばかり放送されたのかしらん、むろん、日本語吹き替えされたエピソードだけしか電波には乗らなかったが、それでも10代半ばの視聴者の胸にはしっかりと刻みこまれた──幻想と怪奇の世界、不条理と合理が調和した世界、ミステリーとノスタルジーが同居する世界、──その世界への憧れと畏怖をわが胸の奥深くに刻みこみ、趣味嗜好を形成するにはこの作品、存分に役割を果たしたのである。
 放送のたびVHSのヴィデオテープを3倍速で録画して、文字通りテープが擦り切れる程鑑賞して飽くことがなかった。不思議とそうやって観ていたエピソードに関しては、数十年後に観たときにも割に鮮明に覚えていたのですね。これには流石にびっくりです。
 此度のCS放送に基づけば、かつて地上波で放送されていたのは第2シーズン以後のセレクトされたエピソードであった様子。これを書きながら第1シーズン第17話「熱病」を観ているのだが、これは当時録画した覚えがない。番組を録画したVHSのヴィデオテープはいまもあるけれど再生装置が押し入れの奥にあり、またテープ自体も全部が残っているわけではないのが残念なところ。
 そんなわけで仕事から帰ってとくに他に観るものもないとき、『ミステリー・ゾーン』を観る。1話20数分の短編ゆえ、寝る前の一刻、ビールでも飲みながら鑑賞するにはもってこい。今夜のように理不尽と憤りを鎮めるにも『ミステリー・ゾーン』の鑑賞は効能がある。
 ──今回は流して書いてしまったけれど、『ミステリー・ゾーン』についてはもっと時間の取れるときにちゃんとしたものを書いてお披露目したい。それまでには1話でも多くのエピソードを観ることができているように……全シーズン、全話を鑑賞した暁には、とはいわないのがミソですね。◆

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