第3233日目 〈みやびあきの『珈琲をしづかに』第5巻が出ます。〉 [日々の思い・独り言]

 或る喫茶店へ通いつめてすこしでも長い時間居坐ろうとするのは、気になる人の姿をすこしでも長く見ていたいから、その人に自分を認識してもらいたいから、……とは、わが身を顧みて、また本書で描かれる男子高生、貴樹の甘酸っぱく微笑ましい恋模様を見ても、確認できることだ。
 みやびあきの『珈琲をしづかに』第4巻が今年6月に出て第5巻、最終刊が今月23日(木)に刊行予定。
 ふとした気持ちで手に取った第1巻にすっかりやられて、以後、新刊が出るたびすぐ購入して、気の済むまで読み返し、そんな風にして2年の間、ゆっくりゆっくり追いかけてきた。「喫茶店のマスター×高校生男子 ほろ苦いのに甘酸っぱい、8歳差の恋物語」(第4巻帯より)はここに来て最後の転換点を迎える。
 どうか、(ちょっぴり大人になった)貴樹は勿論、これまで幸薄い感のあった喫茶店のマスター紫都香さんが幸せになってくれる結末でありますように。

 喫茶店を舞台にした漫画としては小山愛子『ちろり』と双璧をなす作品と思う。おだやかでゆったりとした空気感、触れると儚く割れてしまうような脆さが調和する点が、共通項か。
 咨、完結したらしばらくは『珈琲をしづかに』ロスの時間が続くなぁ。やっと『ラブライブ!スーパースター!!』ロスから立ち直ったのに(大袈裟、とかいうな)。◆









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