第3347日目 〈連れ添ってくれる奥方様と、もうすぐ生まれてくる娘へ。〉 [日々の思い・独り言]

 いちねん前のブログ原稿を点検していて、ああもう1年が経ったのか、と感慨を深うせざるを得ませんでした。
 エイプリル・フールのジョーク記事のつもりがやはり土壌はあったせいで間もなく現実となり、いまは春の陽光のなかで過去を精算、切り棄てて得た代償──恩恵に身も心も浸してささやかな幸せを甘受できている。そうしていまは、お姫さまのお出ましを緊張しつつ待っています。

 正直なところ、彼女はわたくしには過ぎたる存在であります。日常を共に営む盟友として、わずらわしくも務めねばならぬ世事に対する戦友として、仕事の疎ましさや憂鬱の愚痴を聞いてくれる慈母として、書き物のインスピレーションを与えてくれる女神として、およそ奥方様に優る女性があろうとは思えない。
 とまれ、奥方様は最高位の御方なのであります、わたくしにとって。
 あらためて、20年超の長きにわたる奥方様との縁が途切れず続いて、今日へ至っていることに感謝します。

 あと数日に迫りました。お姫さまには、他人の痛みや苦しみや悲しみに寄り添い、思慮深く情緒豊かな人になってほしい。大切な人を守り、弱者の目を失わない人になってほしい。法と道徳を守ることができる人になってほしい。彼女が、健やかな人生を送ってくれることを祈る。
 お姫さま、あなたにたっぷりの愛情をそそぐことを約束する。やりたいこと、やってみたいことを経済的理由で以て諦めることのないような環境を保障する。うん、がんばる。
 ママとパパに久遠の希望をくれた人の名前を、あなたに授けます。
 とりあえずいまのパパは、あなたお姫さまの僕となり、そのわがままに振り回される日の訪れを楽しみにしています。もっとも、ママがこれを聞いたら刹那、可愛いふくれっ面としかめっ面をするのだろうけれど。
 あなたは愛されて、祝福されて生まれた子なのだ、ということを、いつまでも忘れないでください。◆

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