第3414日目2/2 〈安倍元首相、逝く。〉 [日々の思い・独り言]

 信じられないニュースがテレヴィで流れている。約束していた予定を、時間を変更してもらって、そのニュースを時間の許す限り観ていた。
 奈良県の大和西大寺駅前で、参院選立候補者の応援演説をしていた安倍元首相が凶弾に倒れた。犯人はすぐにSPらに取り押さえられた。近くのクリニックから呼ばれた医師が心臓マッサージを施している。心肺停止か、と画面片隅のテロップにある。ドクターヘリで病院に搬送されて緊急手術が行われた。ほぼ一部始終の映像がテレヴィの画面で流れている。そこまで見届けた後、家を出て、打ち合わせに向かった。
 夕刻17時03分、搬送先の病院で死亡が確認された。その直前に昭恵夫人が到着し、安倍さんに逢えたことがせめてもの幸いか。
 それを知ったのは、打ち合わせも終わって近所のラーメン店で参加者数名と注文した品が来るのを待っていたとき。19時過ぎである。
 やはり……。いったい何度、スマホを開いてNHKや新聞社のウェブサイトやTwitter、LINE NEWSを見ようとしたか。が、それはなかなか出来なかった。心肺停止か、と或る時点で最悪の事態はなんとなく想起できていたからだ。要するに、怖かったのである。

 ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな。
 この国の行く末を問う時期に、射殺犯よ、人殺しよ、お前はなんてことをしでかした。
 罪の重さ、大きさ、深さを獄中で死ぬまで考えてこい。

 日本がいちばんいま失うべきでない人が今夕、亡くなった。こんな形で、と思う。
 哀悼の意を表します。

 ──昨日Twitterに投稿した文章の全文である。最初に投稿した際は頭のなかが真っ白になっていたので誤変換と言葉の誤用があったので、上記は2回目に、日本経済新聞電子版の引用リツイートを行ったときの文章……どうでもいいか。
 犯人は、特定の宗教団体のトップを狙うつもりで安倍元首相を狙撃した、という。家族がその宗教に嵌まりこんで家が破産した憎悪が、今回の事件の出発点であったらしい。件の宗教団体トップに接触するのが難しいので、親交があると「(自分が勝手に思った)安倍元首相をターゲットにした」旨供述している、と報道。呆れ果てた話だ。リサーチを怠った杜撰な襲撃計画だな。杜撰といえば警備体制に問題があったようだが、それは後日の話題としよう。
 裁判のとき、弁護側は精神状態の不安定やらなにやらを持ち出してくるかもしれぬ。この国の司法は最終的に死刑求刑するのだろう。個人的には死刑も自殺も許さぬ。公衆の前に姿を曝し続けて、「安倍晋三元首相を狙撃した政治テロ」として生涯罵声と怨嗟を浴び続けるが良い。
 享年67。奇しくも父安倍晋太郎と同じ年齢である。まさかこんな形で、人生の幕を降ろすことになろうとは、本人を含めて誰も思わなかっただろう。否、1人だけいるか。犯人、という男。
 明日は参院選だ。選挙権のある人は皆々、投票所へ行こう。安倍元首相が最後まで願い続けた美しい国、新しい国「日本」の実現のために。◆

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