第3461日目 〈知識の欠落部分を補いたい。〉 [日々の思い・独り言]

 最近は松井玲奈ロスで茉夏……いやいや、夏の猛暑を乗り切れそうになかったのですが、ワクチン接種した帰りの今朝、新聞を買いに立ち寄ったコンビニでお久し振りな総大将の笑顔が表紙を飾る某写真週刊誌が視界に入り、と同時に手が伸びて新聞と一緒にレジへ運んでホクホク顔な、生後4カ月の娘を持つみくらさんさんかです。
 今日は、●●のお話。

 中高で習う日本史はたいがい関東大震災あたりで終わり、その後はかなり駆け足で詰めこまれて、という感じで3学期の終業式を迎える。わたくしの中高時代はこんな風だった。現在もこの傾向はあてはまるのではないか。
 近現代史の知識に則していえば、太平洋戦争の通史や個々の戦闘について相応に知るのは、興味を持ってその類の本を読み、ドキュメンタリー番組を観てきたからだ。が、その一方で陸軍の、特に大陸での数々の戦闘や事件については、教科書の1行以上のことを知らず大人になった。
 知るきっかけは、渡部昇一の昭和史の本。この人の歴史本に漂う或る種の<いかがわしさ>を、いまははっきり感じ取れるようになったが、<知るきっかけ>を与えてくれたには感謝している。
 ──わたくしは南京虐殺も、ノモンハン事件も盧溝橋事件も張作霖爆殺事件も、その背後に蠢く関東軍についても、近代史の講義で習った以上は知らずにのんびり今日まで暮らしてきた。いま熱に浮かされたように、専ら支那であった関東軍や陸軍の戦闘、事件の本を読んでいるのは、その種の知識の圧倒的欠落を自覚し、無知ゆえの焦燥に駆られてのことだ。
 知りたいのだ、──
 陸軍があの戦争でなにをおこなったのか。なにを主張して、海軍や政府や昭和天皇との間に生じた摩擦や対立がどのようなものであったか。海軍も含めて、極東国際軍事裁判所謂東京裁判で誰がA級戦犯となり、なにを問われ、どのように裁かれたか。加えてB級戦犯・C級戦犯が横浜裁判で、誰がどのような現地での戦争犯罪を犯したのか、どう弾劾されてどう弁護したのか、最終的に銘々がどんな判決を下されて、或る人は死刑となり、或る人は釈放されたのか。
──などなどを。
 いま最も興味を惹かれているのは、故郷にまつわる戦中戦後の出来事。就中横浜空襲と横浜裁判である。そうして米軍の相模湾上陸作戦と茅ヶ崎を中心にした日本側の防衛計画である。
 横浜空襲は中学校区の出来事にもかかわらず学校で習ったことは1度もなく、横浜裁判の概要はつい最近知った。いずれも先行文献は沢山ある。いい換えれば当時を記憶する人たちがだんだんといなくなり、記録の存在も忘れられつつあることをも意味しよう。──蒐集、然る後に読書を。
 これら郷土の近過去を勉強して、自分なりの記録をここに留めたい。

 先に「今後はこうしたテーマの文章を書いてゆきたい」旨発言した(第3427日目)。本稿はその追補編と受け取っていただきたい。
 堅くて、いつもながらの話題であった。◆

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。