第3552日目 〈義務と責任を果たしながら、1冊でも多くの読了本を!〉 [日々の思い・独り言]

 津野海太郎『最後の読書』(新潮文庫 2021/09)を読了。──今秋購った本を片っ端から読み倒してゆく企ての、何冊目かの読了本だ、たぶん次に読みあがるのはキリスト教信仰の面からリンカーンの人生を辿ったジョン・クゥアン『ホワイトハウスを祈りの家にした大統領リンカーン』になるだろう。
 ここまでは順調な歩みである(と思いたい)。が、まだ何冊も、読まれる時の来るのを待つ本がある。……25冊ぐらい? 流し読み、興味ある部分のみ拾い読み、ゆっくり読む、すこしく精しく読む、を対象に応じて使い分け、あと2週間で何冊の本を「読了」として片附けられるか。
 もはやむかしのわたくしではない。のんびりと、自由気儘に暮らして、会社員としての職務を無難にこなしていさえすれば良しという時代は、とっくに過ぎている。義務と責任を負う立場になったのだ。ひねもす読書に耽ることのできる日なんて、1年に何日もあればじゅうぶんだろう。
 そうしたなかで読書を続けるのは、なかなか至難である。読もう、と準備を始めた矢先に何事か出来するのが、家庭というものだ。それは常のこと。もう馴れた。家のこと、家族のこと、これらを後回しにして、或いは蔑ろにして読書を優先する、もしくは耽ることのできる人には、わたくしはなれない。なりたくない。そんなの、ただの畜生じゃん。
 ──最後の最後で話を戻せば、
 残り2週間であと何冊を読了本と為果せるか。
 絵に描いた餅に終わるやもしれぬが、今秋の未読本20数冊の半分弱を占める心理学と医療のコーナーにあってレジへ運んだ本については、すべてを読了できるようにしたい。いまの時点では願望や妄想の域を出ない。が、今後の自分のためにも、まずはこれらに着手する必要があるのだ。理由は述べない、とてもパーソナルなことだから。
 ……今日より先、わたくしの読書傾向は大きく変わってゆくかもしれないな……。◆

 追記
 本編の第一稿はいつものスタバで、モレスキンに書かれたのですが、それから駅へ向かうまでにふらり、と立ち寄った古本屋で、角川ソフィア文庫から出た柳田国男コレクションと折口信夫『古代研究』全6巻を見附けて、40分ぐらい迷った挙げ句に買ってしまった。折口は別として、上述の未読冊数に此度の柳田を加えれば、これで未読本はプラス14冊となった。
 咨、敵は懐に余裕あるときに古本屋に入るてふ行為そのもの。迷いに迷ったとはいえ、またしても未読本は増え、本の山の標高は更に高くなる……いやはやなんとも。□

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