第3632日目 〈萩原朔太郎『恋愛名歌集』からの書写が終わりました。〉 [日々の思い・独り言]

 産休・育休の延長申請をしようとしたら、イヤそれは延長ではなく新規取得の申請だよ、といわれて、それもそうだな、と合点しているみくらさんさんかです。
 本日やっと、萩原朔太郎『恋愛名歌集』を読み終わりました。──ううん、読了とは正しくない。昨年12月には終わっていますから。ここでいう読了とは、モレスキンに綴った各章の感想・メモと、万葉古今六代新古今の各章でわたくしが斜線を引いた各歌を読書ノートに書き写す作業が終わったことを指す。母の逝去を挟んだ、3ヶ月と2週間に及ぶ作業でした。
 勿論、毎日毎夜ずっと書写していたわけではありません。各章の感想やメモの書き写しはその日以前に終えていましたが、各歌の書写はそれから3週間くらい経った頃から始めた。圧し潰されそうな孤独と不安を紛らわすために、予定になかった万葉古今六代新古今の歌をノートへ書き写すようになったのです。もとより斯様な和歌の書写は初めてのことではない。学生時代とその後の数年間、貧書生を名乗っていた頃は図書館から借りた勅撰和歌集や私家集の類を縦罫ノートへ書き写していましたからね。なんというか、その……むかし取った杵柄?
 機を見て腰をあげ、時間を割いて残りを書き写してしまおう……と考えて数日が経過。『恋愛名歌集』と大学ノート、新日本古典文学大系版『新古今和歌集』が炬燵の上にあって、視界の外へ置くのもそろそろ限界。最後となる「新古今」の章は残り16首を書き写すだけ。
 さて、いつ作業に取り掛かろうかな……気附けば今週、昼間の用事を済ませたらそのあとは予定なんてなんにもない日があった。金曜日である。上述した本2冊とノート1冊をカバンのなかに詰めこんで、出掛けよう。ちょっと荷物は重くなるけれど、その日で終わらせることを思えば、重量7キロ超なんて軽い、軽い……。
 斯くして今日、すこし汗ばむ陽気の今日の宵刻、萩原朔太郎『恋愛名歌集』の感想・メモと万葉古今六代新古今各章からの書き写しを終わらせたのであります。感慨無量、というのはこういう瞬間を味わうために作られた言葉かもしれない。いや、すこぶる真剣に斯く思うたことでありますよ。
 ──ここ最近の、本ブログでお披露目する読書感想文のなかには幾つか、この読書ノート(抜き書き帖)を基にしたものがありました。昨年だと、遠藤周作や片柳弘史なんかが該当する。
 『恋愛名歌集』の感想文もここでお披露目したい。クリアしなくてはならぬ問題点は、ただ1つ。即ち、ノートに従って1日1-2章のメモ・感想をPagesに転記するか、ウンウン悩みながら(なかば無理矢理)1日分の分量にまとめてみるか。
 これについて決着をつけた暁には、〈萩原朔太郎『恋愛名歌集』を読みました。〉てふタイトルの感想文が陽の目を見るのも近いことでありましょう。◆

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