第3700日目 〈杉原泰雄『憲法読本 第4版』再読、始め。〉 [日々の思い・独り言]

 杉原泰雄『憲法読本 第4版』の再読を始めた途端、これは腰を据える必要があるゾ、と覚悟した。再読の必要は、最初に読んでいるときから痛感している。シャープペン片手に、じっくり、読み直す。そう望み、今日(昨日ですか)から再読を始めたのだが、──
 「Ⅰ 現代社会と立憲主義」、40ページを三時間弱かけて読み返した。定規をあてて傍線と本文上の横線を引き、余白や行間にトピックや所感、疑問等書きこんでいたら、そんな時間が経っていた。前段階として、読みながら考えていた(考えながら読み進めていた)のは勿論である。
 そんな風に再読を進めながら、あれ、としばしば思うたのは──俺はずいぶん前にも同じことをやっていた覚えがある。一つの書物を、いつ終わるのかまったくわからぬまま読み進めていたことが、あったよな。
 程なく疑問は氷解した。いまなお本ブログの中核を成す、聖書読書ノートを粛々と進めていた頃の記憶が、脳裏を過ぎっていただけである。
 聖書のときも下線を引いたり書きこんだりしていた。何年も持ち歩いたせいもあり、ページの角っこが丸く潰れている。表面も小口も天も地も、手垢やコーヒーの染みで汚れている。ノドの部分が割れてページが剥がれ、修繕している。ボロボロとはいわぬまでも、読みこんだ形跡が外にも中にもしっかり刻印された一冊と化している。流石に『憲法読本 第4版』が同じになるとは思えぬが、似た外観にはなるかもしれない。中身に至っては……大同小異、か。
 ただね、シャープペンを片手にしての再読作業がしばらく続くと想像すると、思わず、加藤恵嬢みたく「なんだかなぁ」とぼやきたくなってしまう(あんなに可愛らしくないけれどね、当然。おはらななかなら話は別でしょうが)。
 しばらく自由な日──というか拘束の極めてユルい日──が続く。怠けることなく『憲法読本 第4版』を、シャープペンと消しゴムをお伴に読み進めておこう。ノートへの書き写し、自分のコメントなどは再読が終わったあと、一気に行う予定でいる。が……残ページ2/3で収まるか?◆

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