第3746日目 〈それって本当に幸せなの?〉 [日々の思い・独り言]

 酒宴と酩酊、淫乱と好色、争いとねたみを捨て、主イエス・キリストを身にまといなさい。欲望を満足させようとして、肉に心を用いてはなりません。
(ロマ13:13-14)


 マニ教徒であったアウグスティヌスは、たまたま読んだ「ローマの信徒への手紙」の上の一節によって安心の光ともいうべきものが心のなかに降り注いできて、それまで自分のなかにあった迷いや疑いというものが消えていったのを、感じたそうであります。
 では、自分はどうか。聖書読書に用いた新共同訳にあたり、ブログ原稿を検めると、こんな風に言葉すくなに述べている。曰く、「ともすれば、意思が一時の情念と欲望に敗北を喫することしばしばであるわたくしにとって、この言葉は強烈です。そうして、鮮烈です」(第2090日目)と。
 酒宴酩酊からは病を患ったことでなかば強制的に縁切りできたが、まだまだ現世の欲望情欲と縁を切ること能わず。アウグスティヌスのように、心のなかが安心に満たされて疑いや迷いの軛から解放される〈その時〉は、わたくしにはまだしばらく来そうもありません。
 そのような境地から解放されたら……本当に幸せなのかな? よくわからないや。◆

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