第3701日目 〈告知は早いに越したことはないでしょう。〉 [日々の思い・独り言]

 まだブレイクする前のスティーヴン・キングがラジオかなにかに呼ばれて答えた台詞が、その後しばらくの間、かれの執筆スタイルの一部として伝えられてきた。曰く、「誕生日と独立記念日とクリスマスは(書くのを)休む」と。
 21世紀になってアーティストハウスから邦訳が出た『小説作法』でキングは、「なにかをいわなくちゃいけない」からそう答えたのだと白状した(P175-6 池央耿・訳)。嘘っぱちさ、本当はそんなのに関係なく、毎日──365日──書いているよ。これが現実であるらしい。
 さて、翻って本ブログ。キングの小説とは雲泥の差どころかそれ以上の、比喩さえ思い着かぬ程異なる本ブログだ。心に浮かびゆくよしなしことをただそこはかとなく書きつけるばかりの文章の集まりである。キングとの共通点を無理矢理一つだけ見出すとすれば、読者諸兄の目に触れぬ日が仮にあったとしても、それは毎日書いている、という一点に過ぎない。
 が、その辛うじて見出せる共通点も、凡人にしてこれで稼ぎを得ているわけではないわたくしは、年に何度か堂々と、公然と、打ち捨てる日が出来する。長くお読み下さっている方は、「ああ……そういうことね」と薄々お察しか。最近になって読む機会を得たという方、もし居られるならばもしかするとあなたは初めての体験となるか。
 ここで表題にあるように、告知をさせていただく。
 来る11月23日はわが安息日となり、本ブログの更新はお休みとなる。「家族の日」なのである。それがゆえのお休みだ。
 どうか読者諸兄よ、あらかじめお伝えしたわたくしの良心に免じて、笑ってご理解くださいますよう──。◆

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