第0012日目 [出エジプト記]

のろのろと進む「出エジプト記」、今日は28章です。主の指示はまだまだ続きます。


28章で主はモーセに、祭服一式をアロンとその子らのために誂(あつら)えるよういいました。
祭服一式とは、エフォド、裁きの胸当て、上着、額当て、格子縞の長い服、ターバン、つづれ織りの飾り帯のことです。

エフォドとは何度か聖書中に出てくるのですが、ここでは大祭司がまとう祭儀用に仕立てられた華麗な着衣を指します。これには、イスラエルの子らの名を刻んだ2個のラピス・ラズリを肩紐につけているのが特徴です。

裁きの胸当ては、神託用の道具を入れるための胸ポケットです。12の宝石に12の部族の名を刻んで、2枚の胸当てにつけます。「アロンは聖所に入るとき、裁きの胸当てにあるイスラエルの子らの名を胸に帯び、常に主の御前に記念とする」(28:29)
胸当てに入れる小道具はウリムとトンミムです。注釈によると、神託伺いのときに使う一種のくじの由。「アロンはこうしてイスラエルの人々の裁きを、主の御前に常に胸に帯びるのである」(28:30)

上着はエフォドの上に羽織るもので、青一色の布で仕立てるよう、主は命じました。裾のまわりに金の鈴とざくろの飾りを、交互に付けているのが特徴です。
「アロンが聖所で務めをするとき、この上着を着ける。それは彼が中に入って、主の御前に出るときにも、立ち去るときにも、鈴の音が聞こえるようにして、死を招くことがないためである」(28:35)

額当ては、純金で作られ、花模様が刻まれ、模様の上に「主の聖なる者」と刻みなさい、と指示されています。
それを、亜麻で作ったターバンの正面に来るよう身に付けなさい、とも。

これがアロンのための祭服について、主がいわれたことです。
アロンの子らのためにも、祭服が作られます。ずっと簡素なものになりますが……。
「アロンとその子らがそれを身につけていれば、臨在の幕屋に入ったとき、あるいは聖所で務めをするための祭壇に近づいたとき、罪を負って死を招くことがない。これは彼とその後の子らにとって不変の定めである」(28:43)

アロンとその子らには、30章30節で見るような純粋の油を注いで祭司の職に就かせるよう、主はモーセにいいました。


図書館の窓際の縁に腰掛けて調べごとをしていました。
すると、ご年配の方が寄ってきて、自分はもう帰るので席が空くからお使いなさい、と勧めてくださいました。恐縮する思いで、快く使わせていただきました。
おかげで、調べごとも、聖書読書も進み、たいへん気持ちよく過ごすことができました。ありがとうございました。
ぼくもその方のように、自然に譲りあえるようになりたいです。◆

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