第0039日目 〈レビ記第2章・穀物の献げ物〉 [レビ記]

 レビ記第2章では、穀物の献げ物についての規定が、語られます。

 主の曰く、

 ・穀物を献げ物とする場合は、それは上等の小麦粉でなければなりません。
 祭壇で燃やして煙としたものは、それすなわち〈主にささげる宥めの香り〉となります。
 残りはアロンとその子らの所有となる。主にささげて燃やされたもの故に神聖なものである、という根拠からです。


 上記は最初に語られる規定ですが、この章では他にも、
 ・献げ物をかまどで焼いてささげる場合、
 ・献げ物を鉄板で焼いてささげる場合、
 ・献げ物を平鍋で蒸してささげる場合、
について触れられます。
 しかしながら中身については、概ね最初に記した「穀物を献げ物とする場合」と大差はありません。


 なお、穀物の献げ物には、酵母を使ってはならない、と主はいいました。
 ここに限らずこれまでも、そうしてこれからも、酵母を使ってよい場合と使ってはいけない場合とが、しつこいまでに語られます。
 酵母を使ってよいか否かについて、読書のどこかの時点でまとめておいた方が、賢明かもしれません(自身の反省もこめて、そう言うておきます)。


 また、穀物の献げ物にはすべて塩を振りかけます(まぶします?)。
 塩は「神との契約」によって定められた神聖なものであるから、献げ物をする際は必ずこれを用いなくてはならない、ということのようです。


 最後に、初穂の献げ物について。
 これを主にささげるときは、麦の初穂を火で煎って挽き割りにしたものをささげよ、と規定されます。


 レビ記は規定について主が厳命される、モーセ五書のいちばん厳めしい部分かもしれません。厳しさは愛情の裏返しなのでしょうけれど、ふと、これが当時にあってどこまで制約といいますか、拘束力を持ち得たのか、疑問に思うことがあります。
 実はこれの答えの一端となりそうなのが10章で出てくるのですけれど、そのときのお話といたしましょう。



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