第0104日目 〈民数記第21章:〈カナン人に対する勝利〉、〈シホンとオグに対する勝利〉他〉 [民数記]

 民数記第21章になります。

 21:1-3〈カナン人に対する勝利〉
 モーセに率いられたイスラエル軍は、ネゲブにあるカナン人街を全滅させた。そこは後年、ホルマ(全滅)と呼ばれるようになった。

 21:4-9〈青銅の蛇〉
 民による、三度目の主とモーセに対する抗弁。主は炎の蛇を送りこんで民を死なす。が、モーセの訴えにより許しを与える。
 「モーセは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得た。」(民21:9)

 21:10-2-〈モアブの谷までの旅〉
 イスラエルの民の道行きの場面である。
 死海を南方から東方へ移動してゆく過程が描かれるが、枕詞を重ねて西行道行きを演出した『雨月物語』の「白峰」を彷彿とさせられる。
 民はモアブ国境にて井戸(ベエル)を見出し、水を得る。

 21:21-35〈シホンとオグに対する勝利〉
 カナンの地へ迂回して進む民は、シホン王の統べるアモリ人の王都(21:21-25)、並びにオグ王の統べるバシャン人の王都(21:33-35)を占領する。

 最後の小見出しでは、カナン周縁国占領の様子を短いながらも記述しておりますが、ここでモーセに指示を与える主はあたかも軍神マルスの如し。
 BGMをかけるとしたら……、やはり、ホルスト《惑星》から〈火星〉でしょうか。
 いや、ショスタコーヴィチ交響曲第10番から第2楽章も、ありだな……。いや、マーラーの交響曲第6番《悲劇的》第1楽章、というテもあるか。◆

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