第0137日目 〈申命記第4章:〈モーセの勧告〉、〈律法のまえがき〉他〉 [申命記]

 申命記第4章です。

 申4:1-14〈モーセの勧告〉
 主がわれらへ与える言葉と法と掟を遵守せよ。約束の地(カナン)でそれが正しく為されるように。それらは十戒として、二枚の石版に刻まれた。
 「主は火の中からあなたたちに語りかけられた。あなたたちは語りかけられる声を聞いたが、声の他には何の形もなかった。」(申4:12)

 申4:15-40〈偶像礼拝に対する警告〉
 いかなる森羅万象にも形を与えて像を造り、それを仰ぎ、仕え、拝んではならない。これを主は警告する。過ちを犯した者は滅びる。
 「あなたは、今日、上の天においても下の天においても主こそ神であり、他に神のいないことをわきまえ、心に留め、今日、わたしが命じる主の掟と戒めを守りなさい。そうすれば、あなたもあなたに続く子孫も幸いを得、あなたの神、主がとこしえに与えられる土地で長く生きる。」(申4:39-40)

 申4:41-43〈逃れの町〉
 事故、あるいは偶然によって人を殺めてしまった者が復讐に遭わぬよう、モーセはヨルダン川東岸域に三つの逃れの町を作った。
 ルベン領のベツェル、ガド領ギレアドのラモト、マナセ領バシャンのゴラン(現:ゴラン高原)に、それはある。

 申4:44-49〈律法のまえがき〉
 第5章から始まる十戒を初めとする律法が説かれる。そのための前口上である。
 エジプトを脱出したイスラエルの民はカナンを目指して進軍する。その途上、モーセは、ヨルダン川東岸にあったシホン王旧領ベト・ペオルの前に広がる谷にて、再び律法を説く。


 「申命記」は過去を回想して掟と法と言葉を思い出す書物である、と前に書きました。
 しかし、同時に、ゆるゆるとカナン侵攻の歩を進める現在進行形の書物でもある、と、ここで再確認し、忘れないようにしておきましょう。



 山積みの仕事(バレエやお笑いの台本など)に背を向けて、春の海を眺めにゆく。
 春の歌を口ずさみ、春の匂いに鼻腔をくすぐられ、ちょっと慰められた気分の今日(昨日か)。◆

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