第0194日目 〈ヨシュア記第10章:〈五人の王の征服〉〉 [ヨシュア記]

 ヨシュア記第10章です。

 ヨシュ10:1-43〈五人の王の征服〉
 【小見出しの五人の王とはアモリ人、即ちエルサレムの王アドニ・ツェデク、ヘブロンの王ホハム、ヤルムトの王ピルアム、ラキシュの王ヤフィア、エグロンの王デビルである。彼らはヨシュア率いるイスラエルの民のよって殺され、その町は占領、息ある者はみな滅ぼされた。】

 エルサレムの王アドニ・ツェデクはヨシュア一行の進撃に恐れ、ギブオン服従を知ると、他のアモリ人の王に呼びかけて連合軍を結成し、ギブオンを攻めた。
 ヨシュアはこれを守るために迎撃し、敗走するエルサレムの連合軍を背後から討ち、また、主はベト・ホロンの下り坂で大粒の雹を降らせて連合軍の兵士を多く死なせた。
 「主がこの日のように人の訴えを聞き届けられたことは、後にも先にもなかった。主はイスラエルのために戦われたのである。」(ヨシュ10:14)
 斯くして、「ヨシュア率いるイスラエルの人々は敵に決定的な大打撃を与え、ついに全滅させた。」(ヨシュ10:20)
 敗走するエルサレムの連合軍の王はマケダの洞穴に隠れていたのを発見されて、首を踏みつけられて処刑された。
 その後、ヨシュア率いるイスラエルの民はマケダの町を、リブナの町を、ラキシュの町を、エグロンの町を、ヘブロンの町を、デビルの町を攻めて占領し、王を含めた全住民を剣にかけて滅ぼし尽くした。ヨシュアはこの地域一帯を征服し、ギルガルへ凱旋した。

 聖書を読んでいると記述の錯簡に惑わされそうになることがあります。
 これは町の名前なのか? 人の名前ではなかったか? などなど、疑問に思い始めれば、無限の疑惑ループに陥りかねないほど。
 でもこれは、我が国の『古事記』や六国史、或いは朝鮮半島の史書でも同じ問題を抱えているので、研究目的でない限り、いちいち拘泥する必要はないと思います。



 カフカの『変身』を読みました(池内紀・訳 白水社uブックス)。面白くて恐ろしい、最後の希望がまた残酷……。嗚呼、グレーゴル・ザムザよ!◆

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