第0231日目 〈士師記第10章:〈トラ〉、〈ヤイル〉&〈イスラエルの罪と罰〉〉 [士師記]

 士師記第10章です。

 士10:1-2〈トラ〉
 その後、イサカル人トラが士師として立ち、23年間イスラエルを裁いた。

 士10:3-5〈ヤイル〉
 次の士師はギレアド人ヤイル。22年間イスラエルを裁いた。
 30人の息子がろばに乗り、町を持ち、その町はハボト・ヤイルと呼ばれ今日まである。

 士10:6-18〈イスラエルの罪と罰〉
 ヤイルがいなくなるとイスラエルは乱れた。異神を崇めて主を捨てた。主がペリシテ人とアンモン人の手に民を売り渡したので、彼らは18年間苦しんだ。敵はヨルダン川西岸のイスラエルの土地までも侵略した。
 イスラエルは主に助けを求めた。
 が、主の曰く、「わたしはもうあなたたちを助けない。あなたたちの選んだ神のもとに行って、助けを求めて叫ぶがよい。」(士10:13-14)
 民は改悛し、自分たちのなかから異神崇拝を一掃した。「主はイスラエルの苦しみが耐えられなくなった。」(士10:16)
 敵アンモン人がギレアドに陣を敷くと、イスラエルも(ギレアドの)ミツパに人を敷いた。「民ギレアドの指導者たちは互いに言い合った。『アンモンの人々に戦いを仕掛けるのは誰だろうか。その人がギレアド全住民の頭となろう。』」(士10:18)

 士10:6-18は士11-12の士師エフタの物語のプロローグであります。
 士師が立つに至るまでの前史(過程)を、これまでよりやや詳しく語っており、読みながらちょっと面白いな、と思うた次第です。



 昨日、アナトール・フランスの現在容易に入手できる本として、『舞姫タイス』の他に、『エピクロスの園』を挙げました。が、岩波文庫の最新の目録ではこれさえ品切れらしく、書名が消えております(くぅーっ!)。というわけで、図書館から借りるがよい(ちょ~上から目線)。古本屋をハシゴするなりネットで探すのも、むろん、可。
 さて。アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは……』(白水uブックス)を読み始めました。ずいずい引きこんでゆく、馬力のある小説だ……。ファシズムの足音が聞こえてくる時代のリスボンを舞台に、新聞編集者のペレイラが「思いもかけぬ運命の変転に見舞われる」(同書あらすじより)物語。物語それ自体の面白さに加え、須賀敦子の日本語が端正で、綺麗。訳文がしっかりしていてこそ読まれる外国文学が誕生する、という当たり前の最低条件を認識させてくれる格好の見本。またちょっとずつ読み進めます。

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