第0267日目 〈サムエル記上第1章:〈サムエルの誕生〉&〈ハンナ、サムエルをささげる〉〉 [サムエル記・上]

 サムエル記上第1章です。

 サム上1:1-20〈サムエルの誕生〉
 エフライムの山地ラマタイム・ツォフィムの町にエルカナという男が居って、二人の妻を持っていた。一人は名をハンナ、子供はなかった。もう一人はペニナ、彼女には子供がいた。ペニナはハンナを、子供を授からぬ身ゆえに苦しめた。
 或る年、エルカナに従ってハンナもシロの町に下った。その夜、彼女は主に、はしための願いを聞け、と祈った。「はしために御心を留め、忘れることなく、男の子をお授けくださいますなら、その子の一生を主におささげし、その子の頭には決してかみそりを当てません。」(サム上1:11)
 当時シロで祭司として使えていたエリも、ハンナを祝福した。
 翌る日、エルカナたちは自分たちの町へ帰った。エルカナは或る晩ハンナを知り、ハンナは妊娠した。男の子が誕生した。主に祈願して授かった男の子であった。それ故に男児はサムエル(その名は神)と命名された。

 サム上1:21-28〈ハンナ、サムエルをささげる〉
 エルカナは例年通りシロへのぼろうとしたが、ハンナは同道しなかった。サムエルが乳離れしたら献げ物を持ってゆくから、というハンナを、エルカナは許した。
 サムエルが乳離れした。ハンナは供物を携えてシロへのぼり、祭司エリへいった。「わたしはこの子を主にゆだねます。この子は生涯、主にゆだねられた者です。」(サム上1:28)

 士師サムソンと同じく、サムエルも最初から主にささげられた存在であり、ナジル人として生まれてきた男児でした。



 いちばん影響を受けた小説作法の本は何ですか、と、或る文芸関係のwebサイトからアンケート・メールをもらいました。
 いちばん影響を受けた? いちばんという程のものは、実はありません。というより、小説作法の類を読んだことが、殆どありません。
 為につらつら考えるまでもなく、答えは自ずと決まっております。
 スティーヴン・キングの『小説作法』(アーティスト・ハウス)、それ一冊のみあれば。
 そのキングの言葉じゃないのですが、とどのつまり、小説を書くことは一語一語の積み重ねでしかなく、よく読みよく書くことに尽きるのですよね。むろん、この「よく」とは「たくさん」を意味しますが、決して読み散らし書き散らすことではない。
 上のキングの言葉に付け足すとすれば、体力をつけて維持すると共に高めてゆく不断の努力を怠らないこと、でありましょうか。比喩的な意味でもあり、その通りの意味でもあります。よく読みよく書くためには、体力が必要です。心身共に健康であることです。それを怠ってはなりません。
 アンテナを張ることも大事ですが、そんなのは上の三点よりもあとに来ることです。
 家庭円満なら申し分ありませんが、これは各自によって事情も異なるでしょうから、さんさんかは口をつぐみます。いえ、言える立場でもないので……。◆

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