第0324日目1/2 〈サムエル記下第11章:〈ウリヤの妻バト・シェバ〉〉 [サムエル記・下]

 サムエル記下11章です。

 サム下11:1-27〈ウリヤの妻バト・シェバ〉
 ダビデの行いは主の御心にそぐわなかった。それはこういう理由からである、━━
 ダビデ王はエルサレムに留まったまま、ヨアブ麾下の全イスラエル軍を送り出し、アンモン人討伐に向かわせた。イスラエルはヨルダン川東岸にあるラバの町を包囲した。数日後、王の命令に拠ってヨアブはラバの町を攻撃した。その最前線にはヘト人ウリヤが置かれていた。これも王の命令であった。
 というのも、王はウリヤの美しい妻バト・シェバに懸想したからである。軍を送り出した王は王宮を散策中、バト・シェバを見初め、彼女の感情を無視して召させ、床を共にした。バト・シェバは王の子を宿した。
 王はウリヤを前線から呼び戻し、ヨアブや兵の安否、戦況を訊ねた。それが済むと帰宅するよういったが、ウリヤは帰らなかった。戦はまだ終わっておらず、自分もまだ兵役にあると弁えていたからである。ウリヤはこういった、「神の箱もイスラエルもユダも仮小屋に宿り、わたしの主人ヨアブも主君の家臣たちも野営していますのに、わたしだけが家に帰って飲み食いしたり、妻と床を共にできるでしょうか。あなたは確かに生きておられます。わたしには、そのようなことはできません。」(サム下11:11)
 翌る日、ダビデはヨアブ宛の書状をウリヤに持たせて、戦地へ送り返した。書状には斯くあった、ウリヤを最前線に出して戦死させよ、と。そして、そうなった。ウリヤのみならず、他にも多くの兵士が命を墜とした。ヨアブはそうダビデに報告した。
 ウリヤは戦死した。嘆くバト・シェバはダビデ王に召されるまま王宮に入って妻となった。やがて彼女は男児を産んだ。ダビデは斯様にして自ら犯した姦淫を隠蔽し、バト・シェバを不正に手に入れたのである。
 「ダビデのしたことは主の御心に適わなかった。」(サム下11:27)
 ゆえに主は預言者ナタン(サム下7:2)を介してダビデ王と対立する(サム下12)。

 慕情をなだめるのは苦しみばかり。封印するのはもっと難しい。否、不可能であろう。
 おぐゆーさん……。
 鋼のように強靱で、絹のようにやわらかい。
 想いを言葉で形にするならそんな風になるか。



 『20世紀少年-もうひとつの第2章-』(NTV)を観ました。ますます第3章が観たくなりました。◆

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