第0466日目 〈歴代誌上第14章:〈ダビデ王の勢力拡大〉〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第14章です。

 代上14:1-17〈ダビデ王の勢力拡大〉
 イスラエルの北境に最も近いフェニキア人の町ティルスの王ヒラムは、神殿建設に必要な資材と労力、例えばレバノン杉や大工をダビデの国へ使節を通して届けた。これはイスラエルの神、主がその力でもってイスラエルの王ダビデの王権を、あまねく天の下にしろしめしたことに所以する。
 また、それゆえにペリシテは数次に渡って対イスラエル戦を挑んできた。それにダビデは立ち向かった。主の力と託宣を拠り所として、彼らは戦い、敵を退け続けた。戦場にペリシテ人が残していった彼らの神々を、ダビデは火で焼き滅ぼした。
 斯くして、━━
 「ダビデの名声はすべての国々に及んだ。主は諸国の民が皆、彼を恐れるようにされた。」(代上14:17)

 他、王都エルサレムで誕生したダビデの息子と娘たちの名前が記される。彼らの名前は以下の通り。また、()内は並行箇所たるサム下4:14-16に名が留められぬ者だ。━━
 01:シャムア
 02:ショバブ
 03:ナタン
 04:ソロモン
 05:イブハル
 06:エリシュア
(07:エルベレト)
(08:ノガ)
 09:ネフェグ
 10:ヤフィア
 11:エリシャマ
 12:ベエルヤダ[サム下4:16では「エルヤダ」]
 13:エリフェレト

 歴代誌のノートを始めてちょうど2週間。
 過去に読んできた箇所をなぞる形になっていますので、若干退屈になったり読み飛ばしたりしてしまいがちな箇所。が、じっくり読めばいろいろと楽しみも発見できる━━かもしれない━━書物でもありますから、「歴代誌」の読書をおろそかにしないでください。
 本来のヘブライ語聖書に於いて「歴代誌」は、旧約聖書全体の掉尾に於かれる書物でした。即ち全体の締めくくり、民族の歴史の統括的役割を果たしているのが、この「歴代誌」だったのです。新共同訳や新改訳などで「列王記」の次にあるのは、ギリシア語訳(70人訳聖書)他に拠る配列に倣ったため。
 さんさんかの知る狭い範囲では、岩波書店の旧約聖書が唯一ヘブライ語聖書に従った配列を採用しております。合本された旧約聖書で「歴代誌」が、「ルツ記」や「詩編」、「ヨブ記」や「エステル記」と同様<諸書>に分類されるのは、そうした理由からです。
 それを踏まえて読むと、こう感じます━━歴代誌がどこに配列され、読者がどの翻訳で読むかによって歴代誌の印象がまったく異なり得る、と。
 歴代誌を創世記から列王記までの、殊にサウル自害/ダビデ即位からバビロン捕囚までのダイジェスト、と単純に断定するのは誤りでした。ここに謹んでお詫びし、訂正申し上げます。



 眠られない夜を再び過ごすようになっています。おぐゆーさんのことを、ちょっとでも考えちゃうと、そんな事態になる。好きなんだ、いまでも。否定できないし、忘れられもしない。どうしても? ああ、どうしても。
 でもそんなとき、ヒルティとスヌーピー(と、時には『論語』)がどれだけ良質な睡眠薬代わりになってくれていることか。手を伸ばして開いたページからあちらこちらと漫然と読んでいるうちに、眠気が襲ってくる、やがて闇が自分を包む。
 眠りが訪れる、誰のぬくもりも息遣いも、幸福も、身近に感じることのないままに━━。
 もう一度、逢いたい。まずはそこから。
 ねむれ、ねむれ、海深く……。◆

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