第0477日目 〈歴代誌上第25章:〈詠唱者〉〉 [歴代誌・上]

 歴代誌上第25章です。

 代上25:1-31〈詠唱者〉
 「ダビデと将軍たちはアサフ、ヘマン、エドトンの子らを選び分けて、奉仕の務めに就かせた。彼らは竪琴、琴、シンバルを奏でながら預言した。」(代上25:1)
 アサフ、ヘマン、エドトンは既に代上6:18(16)-32,代上15:16-24に登場した。「ソロモンがエルサレムに神殿を築くまで、彼らは幕屋、すなわち臨在の幕屋の前で詠唱者として仕え、その規則に従って任務に就いた」(代上6:17)者である。
 彼ら3人の詠唱者たちの子らはみな、主の神殿に於いて楽器を奏で、歌をうたい、神殿の奉仕に従事した。彼らはダビデ王とそれぞれの父に従って活動した。
 なお、アサフには4人の、ヘマンには14人の、エドトンには6人の息子がいて、ヘマンの場合は加えて3人の娘がいた。

 主を讃美する歌をうたう歌手も組み分けされた。彼らは288人おり、それぞれがくじによって組み分けされたのである。
 内訳は以下の通りである、━━
 第01のくじは、アサフの次男ヨセフに、
 第02のくじは、エドトンの長男ゲダルヤとその兄弟とその息子12人に、
 第03のくじは、アサフの長男ザクルとその息子、その兄弟12人に、
 第04のくじは、エドトンの次男にツリ(ツェリ)とその息子、その兄弟12人に、
 第05のくじは、アサフの三男ネタンヤとその息子、その兄弟12人に、
 第06のくじは、ヘマンの長男ブキヤとその息子、その兄弟12人に、
 第07のくじは、アサフの四男エサルエラ(アサルエラ)とその息子、その兄弟12人に、
 第08のくじは、エドトンの三男エシャヤとその息子、その兄弟12人に、
 第09のくじは、ヘマンの次男マタンヤとその息子、その兄弟12人に、
 第10のくじは、エドトンの四男シムイとその息子、その兄弟12人に、
 第11のくじは、ヘマンの三男アザルエル(ウジエル)とその息子、その兄弟12人に、
 第12のくじは、エドトンの五男ハシャブヤとその息子、その兄弟12人に、
 第13のくじは、ヘマンの四男シュバエル(シェブエル)とその息子、その兄弟12人に、
 第14のくじは、エドトンの六男マティトヤとその息子、その兄弟12人に、
 第15のくじは、ヘマンの五男エレモト(エリモト)とその息子、その兄弟12人に、
 第16のくじは、ヘマンの六男ハナンヤとその息子、その兄弟12人に、
 第17のくじは、ヘマンの十一男ヨシュベカシャとその息子、その兄弟12人に、
 第18のくじは、ヘマンの七男ハナニとその息子、その兄弟12人に、
 第19のくじは、ヘマンの十二男マロティとその息子、その兄弟12人に、
 第20のくじは、ヘマンの八男エリヤタ(エリアタ)とその息子、その兄弟12人に、
 第21のくじは、ヘマンの十三男ホティルとその息子、その兄弟12人に、
 第22のくじは、ヘマンの九男ギタルティとその息子、その兄弟12人に、
 第23のくじは、ヘマンの十四男マハジオトとその息子、その兄弟12人に、
 第24のくじは、ヘマンの十男ロマムティ・エゼルとその息子、その兄弟12人に、
━━それぞれ当たった。

 系譜は字面を追って読んでゆくと、とっても面倒臭い代物。文章で表す性質のものでない為です。
 しかし、丹念に解きほぐしつつ読んでいれば、一種恍惚的な感情の高ぶりを感じることがあるのもまた事実。これって、もはや<病気>?



 ザンボーニと来ればスヌーピー。が、音楽史ではジョヴァンニ・ザンボーニのこと。それ程、というより、殆ど知られていない18世紀初頭の作曲家です。
 生涯についてわかっているのは、1707-13年までピサの大聖堂で通奏低音楽器の奏者として雇われており、リュートやチェンバロ、マンドリンなどの演奏者として卓越していた、対位法に優れた作曲家であった、という程度。作品としてはルッカで1718年に出版されたリュート・ソナタ集12曲と通奏低音付きマドリガーレ集があるそう。以上は【Regulus】からリリースされた野入志津子のCD解説書からの情報です。
 昨日図書館にてシューベルトの連弾曲集や、波多野睦美(MS)&つのだたかし(Lute)のアルバム他と一緒に借りてきたのが、このザンボーニの《リュート・ソナタ集(ルッカ1718)》。
 聴いて素直に感激できるぐらい良いのです。弾けるような音楽、きらめくような音楽、哀愁漂う音楽、仄かなあたたかさを感じる音楽。リュートという楽器の魅力と表現力を余さず放りこんだ、生涯の宝物としたっていい、贔屓の引き倒しと揶揄されたっていい、いつまでもどこまでも、ずっと大切に持っていたい、ずっと大切に聴いていたい一枚でした。野入志津子の演奏でザンボーニを聴ける、この幸せ。これは、買いです。オススメはソナタ第7番。
 2004年8月、イタリア;ヴェンツィーネ地方、ピオヴェルの村にある教会での録音。
 ときどき演奏の背後に聞こえる自然のざわめきが、なんとも味があるのです。
 Regulus/RGCD-1010/2004/3,045円(込)◆

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